「時間がもったいない」が理由の無駄遣い

証券会社で働くCさんは、夫のお金の使い方に不満があると言います。

「ちょっとした距離でもタクシーを使うとか、自宅で勤務するときには出前を取るとか、何でも贅沢するクセがついている」とのこと。Cさんの夫はベンチャー企業で役員をしており、お子さんは4歳。現在Cさんは時短勤務で働いているとのことです。

「まだ小さい規模とはいえ、会社役員をしているから周りの人に多少ちやほやされるのかもしれない。けれど、家に帰ったらただの夫だし、ただの男。社会的地位は自宅では関係ない。よく旦那は『時間がもったいない』と言うけれど、あなたの時間はどれだけ価値があるの?と思う」と話します。

確かに、自宅では社会的地位は関係ありません。そのことを考えない夫のふるまいに、イライラすると言うのです。

「自宅に戻れば、何もしない旦那よりも家事と育児を担う私の時間のほうがずっと価値があると思う。自宅に帰った旦那は何もしない。よって、旦那の時間は価値がない」とバッサリ。

また、「旦那の稼ぎもそれほどいいわけではなく、いまは私が時短勤務だから収入は私のほうが低いけれど本格的に仕事をしたらすぐに上回れるような金額。それなのに『時間がもったいない』『時は金なり』と、しょうもないことにお金を使う神経がわからない」と憤慨します。

お金がすべてとは言わないまでも、何らかの形で家庭に貢献しないと、自宅でだらだら過ごす態度は厳しい目で見られます。Cさんの場合は収入面でもCさんがその気になれば優位に立てる立場のため、余計に不満がたまるのかもしれませんね。