また、「個人事業主は基本的に追い詰められている。自分でやらないとほかの誰がやってくれるわけでもないから、営業のセンスがなくてもやるしかない。自分はもともとSEだったから営業力があったわけではないけれど、専門知識と熱意を持ってアプローチする。アプローチ先を間違えなければ仕事は確実についてくる」と話してくれました。

人に敬意を表すること

中小企業の社長であるBさんは、「人に敬意を表することが最も大事」と話します。

「稼ぐためには味方をつくることが肝要。味方がいないと事業を大きくできない。でも、社長をやっている人の中には偉そうにふんぞり返っている人もいる。そういう横柄な態度を取る人は味方を増やせない」とのこと。

確かに、人として愛されないと味方をつくることはできません。社長だからと偉そうにしている人と一緒にいるのは、気分が良くないものですよね。そんな人と一緒に仕事をしたいと思いませんし、この人の力になってあげたいとも思えません。さらにBさんは続けます。

「悪い印象を人は忘れない。一度でも悪い印象を抱いた相手のことは顔も忘れないし、会っても話しかけようと思わない。それを払拭するまでに時間がかかるし、普通はそんなチャンスはないと思ったほうがいい」。

そう言われてみると、悪い印象を持っている相手とは接触しようと思いません。接触しなければ当然、悪い印象がいい印象に変わるほどの時間を共に過ごすことはできませんよね。

無理して仕事を引き受けない

個人事業主として働くCさんは、「気が乗らない仕事は無理に引き受けない」のだそう。