今さらですが、便利な世の中ですね。わからないことはスマホ検索ですぐに答えが出ます。人間の代わりにAIなどが何かをすることもできます。
便利になった反面、待てないことも増えているように思います。特に答えのなかなか見えない子育ての場合、とにかく待たないといけないことは多いはずなのですが、親が待てないものだから口出し・過干渉になるケースがよく見られます。
子供のケンカに親が入り込むものだから子供に判断力が養われず友達がいなくなる、子供の就職説明会に親が出席したり子供の就職先を決めたりする、など親が干渉するゆえに子供の自立をさまたげているのではと思われる話もよく聞きます。
そこで今回は、親が子供にしてしまうことの影響と子育てに必要な「待つ」気持ちをあらためて考えてみます。
待てない親、オロオロする親
親子の三者懇談をしていてよく思うのですが、親の前では表情がかたく、しゃべってくれない子供が多いです。ところが、授業など親のいないところでは、いい笑顔を見せてよく話をしてくれることもあります。親に遠慮しているのかもしれません。