ここは逆に「何もしない」ことを選ぶのも一策だと思います。おそらく子供がうまれながらにして持っているであろう「判断力」を信じて何も言わずに、何もせずに待ってみるのです。
これは無視することとはちがいます。子供にベッタリ寄り添っていたところから少し離れて「遠くから眺める」のです。親が近いところにいると子供は親の言動を気にしてオドオドしてしまいますが、子供は親の見ていないところではのびのびして思わぬ才能を見せることも多いです。その姿を遠くから見て楽しむのです。
勉強や他の習い事でも、親が干渉してなかなか上達しなかったのが、親が入らず祖父母など第三者がそばにいるだけで子供は勉強や練習をするようになり成果を見せるようになったという話もよく聞きます。
どうしても何か言っておきたいのなら、「あなたを信じているから、自分で決めて行動しよう」と伝えてもいいでしょう。子供が何をするべきかわからないときは、たとえば「遊びに行ってから宿題する?それとも先に宿題をしてから遊びに行く?」と選択肢を与えて、少しずつ自分で判断できるように導いてもいいと思います。ただし、くどくならないように、いちど伝えたら待つという約束も親は守らないといけません。
おわりに
最終的には覚悟らしきものになりますが、親自身が「きっとだいじょうぶ」「子供を信じて待とう」と言い聞かせることが肝心であるようにも思います。