微妙な問題は、隣人が「肥満体型の時」です。この場合、幼児の泣き声と同様に、相手に悪気はないだけにどうしたらいいものか。

これについては、肥満大国、アメリカではよくある話です。最近とくに座席をめぐったトラブルが増えています。

今年1月に、両隣肥満体型の人に挟まれた女性が悪質な言葉を使って大騒ぎし、席を替えさせるというシーンがYouTubeに投稿され非難されました。どんな状況であれ、相手を傷つける言葉はよくありません。

また、「肥満の隣人にチケット代半額払わせることで我慢することに同意した」とか、「肥満の隣人のせいで怪我をしたと航空会社を訴える」など、様々なケースがあるようです。

という筆者も肥満体型の人が両隣だったという経験があります。動きが思うようにとれなかったことで、数日間腰痛と肩こりに悩まされました

おまけに、1人は酔っ払い。大きな体をやたらと動かしては、とうとうテーブルの上のウイスキーを筆者のジーンズの上にこぼしたのです。

実は、多くの航空会社では肥満体型の乗客を対象にしたポリシーを設けています。各会社によって多少違いはあるものの、基本的には、シートベルが届かなかったり、肘掛けをあげられなければおしりが収まらない、または数インチ隣の席まで入ってしまうといった状況なら、2席購入しなければならない、ということです。

しかし、その条件に引っかからないにしても、十分隣人に影響を与えるというケースも多く、また、ポリシーを無視して2席購入しないというのが現実です。そういった場合も結局は、我慢するしかないのです。

結局は我慢するしかないのか