贅沢しているつもりはないのに、いっこうにお金がたまらないどころか、家計が赤字の月も…という方もいらっしゃるのではないでしょうか。こうした赤字体質を脱出するには「何となく頑張る」というやり方では難しいものです。そこで今回の記事では、「家計を黒字化し、お金を増やしたい!」と思っている人に見直してほしい改善策を紹介します。

消費支出の平均はどのくらい?

そもそも支出が多ければお金は貯まりませんが、自分の支出が世の中の平均と比べて多いのか少ないのかを知るために、まずは以下のデータを見てみましょう。

総務省統計局の「家計調査報告 [家計収支編] 2018年(平成30年)平均結果の概要」では、1世帯あたり1カ月平均の消費支出が示されています。

それによると、2018年の二人以上の世帯(平均世帯人員2.98人、世帯主の平均年齢59.3歳)の消費支出の1カ月平均は287,315円、単身世帯(平均年齢59.3歳)では162,833円。

また、二人以上世帯の消費支出を年代別に見ると、40歳未満:270,560円、40代:320,125円、50代:342,757円、60代:291,019円、70歳以上:237,034円となっています。