・趣味の用事のときだけ外出する…推定24万8000人
・近所のコンビニなどに出かける…推定27万4000人
・自室からは出るが家からは出ない、または自室からもほとんど出ない…推計9万1000人
このようなひきこもり状況は、やがて「8050問題」へと発展するケースがあります。これは、80代の親が50代の無職の子を支えている状態のこと。親が亡くなった場合、子どもは1人で生活を送ることが困難になり、生活保護を受給する、餓死や孤独死を招くといった可能性もあるでしょう。
さらに、身勝手な我が子に限界を感じ、親が中年の息子を殺害する事件も報道されています。高齢の親がひきこもりの我が子を支える負担は、精神的にも体力的にも想像を絶するものなのでしょう。
子どもの問題は親の問題なのか
ひきこもりの息子を生んだのは親。だったら、親がその責任を全て背負わなければならないのでしょうか。子の問題を抱える親に対する、世の中の意見を聞いてみました。
執筆者
LIMO編集部は、経済や投資、資産運用等を中心のテーマとし、金融機関勤務経験者の編集者が中心となって情報発信を行っています。またキャリア、トラベル、SDGs、ショッピング、SNSなどのジャンルで話題となっているニュースの背景も解説しています。当編集部はファンドマネージャーや証券アナリスト、証券会社・メガバンク・信託銀行にて資産運用アドバイザー、調査会社アナリスト、ファッション誌編集長、地方自治体職員等の経験者で構成されています。編集スタッフの金融機関勤務経験年数は延べ49年(589か月)で、メンバーが勤務していた金融機関は、野村證券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、日興証券、三菱UFJ銀行、三井住友信託銀行、日本生命、フィデリティ投信などがある。日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)、第一種外務員(証券外務員一種)、FP2級、AFP等の資格保有者が複数在籍。生保関連業務経験者は過去に保険募集人資格を保有。株式会社モニクルリサーチが運営(最新更新日:2024年8月31日)。