彼らはなぜ休日に外出せず、あえて家の中で過ごしているのでしょうか。その理由を聞いてみました。

・「外に出かけると、なにかとお金を使ってしまう。お金があれば買い物や食事を楽しみたいが、現実はそうではない。無駄な出費を控えるためにも、家の中でお金のかからない読書やゲームを楽しんでいます」

・「映画館に行けば1人1800円のチケット代がかかるし、ジュースやお菓子を買えばさらに高くなる。それなら、家で動画を観ていたほうが安上がりです」

・「ネットがあれば家の中で時間を持て余すことがないし、スマホがあれば友人と連絡を取ることもできる。わざわざ外出しなくても、すべて自宅で完結します」

こうみると、ネットなどの利便性の向上に加え、金銭的な問題もひきこもりを加速させている原因のようです。消費税増税などにより、出費を抑えようとする意識はますます高まっているのかもしれませんね。

ひきこもり男性の行く末は…

先ほどは「休日のみひきこもり」のケースですが、より外出の回数が少ないひきこもりも多く存在します。2019年3月に内閣府が発表した「生活状況に関する調査」によると、40~64歳までのひきこもりは推定61万であると示されています。なお、ひきこもりの度合いごとに区別した該当者は以下の通りです。