世界を巡る旅人・低橋さんの「旅」とは?

世界一周も経験している低橋さん。それだけで終わらず、さらに何度も旅に出ておられます。旅の魅力について、低橋さんにお話を伺いました。

「『知らないものを知りに行く』という、単純かつ壮大な好奇心と冒険心を満たせるのが旅の魅力だと思っています」と低橋さんはおっしゃいます。国内だけで生活していては知り得ないものが外国にはたくさんあって、そういったものに出会うのが旅の魅力のひとつなのですね。

また、このようにもおっしゃっています。

「人々の暮らし方や考え方であったり、文化や美術、デザインの類であったり、これまで自分が持っていた常識や美意識をどんどんひっくり返してもらえるのが楽しいし、気持ちが良いです」

低橋さんのコメントからは、これまで知らなかったものとの新たな出会いによって、視野あるいは世界観などと呼ばれるものが広がっていく清々しさのようなものが感じられます。旅って楽しそう!

低橋さんは目的の場所に飛行機で一気にたどりつくよりも、道のりを探りながら、陸路や航路を使って少しずつ進んでいく旅がお好きなのだそうです。目的地での行動だけでなく、たどりつくまでの旅程もまた旅だということですね。

今と今後の低橋さん

旅に出る前は、やはり言葉に不安を持っていらしたという低橋さん。けれども「旅に出てみたら実際に何とかなったし、でたらめさがかえって楽しかった」ともおっしゃっています。

漫画「付け焼き刃現地語習得」に描いたような経験をした現在の気持ちをお尋ねしたところ、低橋さんは次のようにお答えくださいました。

「まったく言葉がわからないとトラブルが起きたときなどに困るので語学はがんばりたいけれど、『付け焼き刃の現地語会話』も意外と楽しいし、それを楽しむ気持ちで旅を続けられたらいいなと思っています」

まだまだ旅を続ける気満々の低橋さん。これからも、白い”旅のトリ”がめずらしい体験や異文化にふれる漫画を読ませていただけそうです。

衛澤 創