奥さんの再就職に関しても、パート従業員か派遣社員かそれとも正社員を狙うべきかなど、雇用形態についても夫婦で話し合いをし、「資金がないから進学を諦めて欲しい」「老後資金が底をついた」という事態を避けましょう。

親子が幸せでいられるよう、40代から子育てスタートした家族はお金という現実的な問題と直視することがとても重要と言えます。

「子供の存在が癒しになる」と前向きに捉えられる

晩婚化の影響で40代で初めての結婚、初めての子育てという男性も増えてきています。社会人として仕事の重責を担う世代ですが、家に帰れば可愛い幼子の存在に癒される方も多いでしょう。

30代で結婚、子育てをすると、職場での責任が重くなる40代で反抗期の子供と対峙する計算になりますが、晩婚で子供を授かると会社と家庭で同時期に大きな問題を抱えないで済むメリットもあります。

もちろん、老後と進学を始めとした金銭的な問題は軽いものではありません。しかし、「この子のために乗り越えよう」と何事にも前向きな思考にチェンジにしてくれるのが、子供の存在といえるのではないでしょうか。

中山 まち子