「どうせ自分なんて…」と自分を卑下してみる子どももいれば、自分の自信のなさから「うるさい!」と反抗的な態度を見せる子。

子ども英会話講師や幼稚園で働いた経験のある筆者にとって、子どもたちの反応によって「自己肯定感が低いか高いか」は、ある程度予測がつくようになりました。

今回は「自己肯定感の低い子ども」の特徴や、自己肯定感が低いことで懸念される子どもへの影響をご紹介していきたいと思います。

また、自己肯定感が低いと思われる子どもに対して家庭でできる声かけについてもまとめるので、ぜひ参考にしてみてください。

「自己肯定感」とは?

近年よく「自己肯定感」という言葉を耳にする機会が増えていますが、そもそも自己肯定感とはどういう意味なのでしょうか?

筆者が感じる自己肯定感とは、簡単にいうと「自分にはできないこともあるけれど、それはそれで大丈夫」と自分自身で思えること。

子ども英会話の講師や幼稚園で勤務していた頃、よく「どうせ自分にはできない」といって挑戦する前から諦めてしまう子どもたちがいました。

彼らの行動をよく観察していると、何かにつけて「途中で投げ出す・諦める」「すぐ怒る・イライラしやすい」などという特徴が多いことに気付きました。

もちろんそれが全ての子どもたちに当てはまるわけではありませんが、自己肯定感の低さが自信のなさにつながっている子どもたちの多いことといったらありません。

反対に、自己肯定感が高いと思われる子どもは、失敗してもあまり深刻に受け取ることなく、粘り強く挑戦する姿もよく見られました。

失敗を繰り返したり思い通りに行かない場面に出くわしたりしたとしても、自己肯定感が高いと「自分は大丈夫」「もう一度頑張ればいい」などと気持ちのコントロールがしやすいのではないでしょうか。

自己肯定感の低さが招く、子どもたちへの深刻な影響とは