保育園に入園したての頃は、仕事に子育てにとバタバタ忙しいでしょう。しかし、何か月か経つと親も子どもも慣れてきて、気持ちに余裕が出てきます。そんな時に感じるのが、保育園への不満。今までは気づかなかったこと、最初は良いと思っていたことが気になってくることがあります。

しかし、すぐ転園を考えるのは待ってください。両者がほんの少し歩み寄るだけで、解決する問題もあります。そのためにまずは、保育園と保護者、それぞれの主張を見てみましょう。

「あの先生大丈夫?」保護者が感じた保育園への不満

保育園や保育士さんに対して、不満や不安を抱えている保護者は少なくありません。まずは、保護者側の体験談を紹介します。

・保育士さんたちが子どもをよく怒っているようで、たまたま近くを通ったら罵声が聞こえたことがありました。他のお母さんも聞いたことがあるようです。子どもも「保育園行きたくない」と泣いていますが、仕事があるから休めないし、困っています。

・オムツがはずれるのが遅かった娘。すると担任の先生から「専門の先生に相談に行ってください」と言われました。念のため行ってみましたが異常なし。オムツもその後すぐはずれました。それでも担任の先生はどうしても発達が遅れていることにしたい様子。自分ができないのを子どものせいにしたいだけなのでは…?

・毎日服を着替えて帰ってくるのですが、ちょっとマジックが付いたとか、ちょっと汗をかいたとか、どうでもいいこと。多い日には2、3回着替えてきて、洗濯物が増えて困ってます。

「言いたい放題はやめて」保育園が思う保護者への不満

保護者には様々な不満があるようですが、それは保育園も同じ。「モンペ」という言葉があるように、一部の保護者に悩まされている保育士さんもいるようです。次は保育園側の体験談を見てみましょう。

・一人のお母さんがある若い保育士を嫌っていて、同じクラスの保護者に「先生に関するアンケート」を取っていたようです。もちろん、若いので至らない点もありますが、それなら個人的に言ってくればいいこと。周りを巻き込むのはイジメと一緒ですよ。

・「服が汚れていたんですけど」って文句を言われたけど、外で遊んでいるんだから汚れるに決まってます。泥だらけなら着替えるけど、少しくらいの汚れなら洗濯すれば済むでしょって感じです。

・トイトレも箸の使い方も全部保育園に任せっきりの保護者がいます。もちろん保育園でもやるけど、メインは家庭でやってくれないと困ります。

両者の溝を埋めるのは「コミュニケーション」