兄弟のいるママたちが頭を悩ませるのが、通信教育です。楽しいおもちゃとカラフルな絵本が毎月届くので、子供たちがそのたびに喜ぶのもわかります。しかし、上の子から数年しか経っていないのにまた同じものを申し込むのももったいない…場所も取るしお金もかかる。みんな一体どうしているのでしょう。

「上の子はいわゆる最大手の通信教育を受講していました。おもちゃやDVDに絵本教材。確かに充実しているんですよね。でも、正直月に何回繰り返して使うか?と考えるとそこまでコスパのいいものとは感じませんでした。そのため、同じ会社の教材を下の子に受講させる気は一切ありませんでした。ただ、子供たちはキャラクターも好きだしDVDも車の中で見たりするので、あれば助かるのも本音です。

なので、うちは上の子の学年が終わるごとに教材をまとめて保管しておきました。それで、下の子の年齢になったときに一年分を開放するんです(笑)下の子は自分にピッタリのおもちゃやDVDに喜ぶし、上の子もなぜか一緒になって新しいおもちゃのように遊びだす。二巡することでこちらとしても元は取れた、という満足感が生まれます。ただ、過去に上の子が書き込み式の教材をやりつくしてしまっている点はやっぱり下の子はかわいそうに感じました。そこで見つけたのが、千円以下で学べる通信教材です。

カラフルな大手のものに比べると確かに地味ですが、いつも書き込まれている絵本に慣れている下の子は、『自分の教材が毎月届く』ということ自体が嬉しかったようです。自分が一番初めに好きなだけ書き込めるし、上の子はもっていないし。家族全員がウィンウィンな方法だったな、と思っています。」ちなみに、こちらのお宅では、国語・算数の書き込み式の勉強が本格的に始まる小学生までこちらの作戦を続けたそう。「幼稚園の間だけで三万円は浮いたと思います」と語ってくれました。

まとめ

ついつい注力するのが遅れがちな第二子以降の教育や習い事。節約したい気持ちもありますが「自分ばかりやらせてもらえなかった」といった不満がでないよう気を付けることも大切です。スポーツ選手や一流の人々が「兄や姉のやっているのをみていたので早くに興味が湧きスタートすることができた」ということもよくある話。

第一子とアプローチを変えながら、子育ての中で培ったノウハウと自宅にあるものを上手に活用していきつつ、それぞれの能力を伸ばしていってあげられるといいですね。

佐渡 六花