「兄弟は平等に育ててあげたい」多くの親がそう考えながら子育てをしています。でも実際、普段からなかなか手がまわらないのが第二子というものです。複数の子供を育てていると毎日があわただしく、気づけば上の子のときにはあんなに調べて選んだ習い事や教材も、上の子の開始年齢になっているのに始めてすらいない始末。
とりあえず家には上の子の時の教材も残ってはいるけれど…これってもう一度同じものを買うべき?それともうまく活用すべきなのでしょうか?
第二子はスタート時期がスローでも平気?
あんなに張り切っていた第一子の教育に比べ、第二子の教育というのはどうしても力が抜けがちです。上の子の時だったら「お友達は今どんなことができるの?」なんて気になっていたのに「今できなくたって焦らなくてもいずれできるようになる」という経験による安心感から、どうしても力が入りません。
また、こちらが一生懸命教えなくても、上の子のやることを側で見ているため、自然と真似てできているということも多いようです。また、上の子のときに買ったものの使わなかった教材や「そんなに早くからやらなくてもよかったな」なんていう習い事もあるので、必要なものを最短で与えてあげることができる、といったメリットもあります。
習い事のノウハウを生かした遊びや上の子の高度なおもちゃを体験
そして、親の本音としては「二人分の教育費は馬鹿にならない」というのも正直なところ。第一子で手に入れたおもちゃやノウハウを駆使して二人目以降に活用できたらかなりの節約になります。
上の子がいる家庭では、小さなころから年齢以上のおもちゃに触れる機会があるので、興味がある分野に早く巡り合え、好きなことを見つけるチャンスも第一子のときよりぐんと広がります。また、上の子の習い事の送り迎えに幼い頃からついていっているので、場所見知りや知らない人の中に入っていかなくてはならない状況も減り、おとなしい子などの悩みも比較的少なくて済みます。
水泳教室などではなかなか難しい場合もありますが、体操教室や英会話教室などは、上の子の見よう見まねで早くから覚えられることもたくさん。一緒にお教室のカードを利用したりタッチペンに触れさせてあげたり、五感を使って楽しみながらスタートを切ることができます。そのため、無理に上の子の年齢に合わせてお教室に通い始めなくても自然と基礎ができていることも多く、遅いスタートでもレベルの高いクラスから始められた、なんて報告もあります。