メーカー勤務のCさんは、思い込みが激しすぎる同僚に手を焼いていました。「とにかく思い込みが激しすぎて、ちゃんと確認をしない。発注書の型番が違うとか発注数が違うとか、そんなのはもうザラにある」と話します。
「一度作った見積書を見直すとか、取引先からのメールを見返して見積もりの内容と要望があっているかとか、なぜチェックしないのかがわからない。見積りの内容も、取引先がちゃんと見てくれないと誤発注になるし、とにかくミスが多い」とのこと。
さらに、その同僚は優先順位を立てるのがニガテなようで「毎日びっくりするぐらい残業している。それなのにミスが多いし、仕事も遅くて、まるで会社が彼のミスに対してお金を出してあげているような状態。フォローする同じ部署の先輩や部長も疲弊しきっている。それなのに、一向にそのことに気付かないから余計イライラする」とため息をつきます。
何か一つの仕事を任せると遅くまで残って仕事をする人、いますよね。効率よく仕事を消化することができないのでいつまで経っても仕事が終わらないもの。そういう人ほど残業代を多くもらっているのでは、何だか理不尽だと感じるのも無理のない話です。
嫌なことをトコトン後回しにする人
IT企業で働くDさんも、仕事がデキない後輩に頭を抱えていました。「指示された仕事の期日がどうしても守れない。なぜかわからないし、それほど難しい課題でないのにできない。わざと期日を過ぎてから出してきているのかと思ってしまうほど」だとDさんは言います。
忙しいときに優先順位が低く急がなくていい仕事を後回しにするのは理解できますが、そうでもないのに後回しにされてしまうのだそう。
さらにその後輩は、先輩や上司から叱られても知らんぷりをするらしく、「お叱りのメールはスルー。謝りもしないし、直接声を掛けられたときは言い訳ばかり。くだらない言い訳ばかりで上司や先輩もあきれ返ってしまっている」とのこと。
言い訳が多い人とは話していて疲れてしまいますよね。誰にだって言い訳したいときもあるのでしょうが、成果が出ていない以上情けない理由ばかり並べても仕方ないものですね。
まとめ
いかがでしたか。仕事がデキないといっても、いろんなパターンの人がいます。スキル不足であったり、そもそも人間としてどうなのかと思う人もいましたね。仕事に対する考え方やモチベーション、それまでの経験や知識など、さまざまな要素が絡み合って仕事がデキるようになっていくもの。現場で指導する人は大変ですが、自分はこうはならないように頑張りたいものです。
大塚 ちえ