3. いま預けている定期はいつから新しい金利になる?満期までは預けたときの金利のまま

金利が上がったと聞くと、すでに預けている定期預金の利息も増えると思うかもしれません。ここでは、三菱UFJ銀行のスーパー定期の商品説明書から、金利が切り替わる時期を確認します。

3.1 預け入れたときの金利が満期日まで続く

スーパー定期では、預け入れたとき(または継続したとき)の店頭表示金利が、満期日まで適用されます。すなわち、11月1日までに預けた定期預金は、満期までは預けたときの金利のままです。

3.2 自動継続なら継続日の金利に切り替わる

満期のときに自動継続する設定にしている場合、継続後の金利は、継続日の店頭表示金利になります。11月2日以降に満期を迎えて自動継続した定期預金には、新しい金利が適用されます。

4. 解約して預け替えると損?6か月未満は普通預金の利率、6か月以上は預けた期間に応じた金利の70%

新しい金利で預け直すために、満期前の定期預金を解約することもできます。ただし、満期前に解約すると、預けたときの金利ではなく、期限前解約利率で利息が計算されます。

  • 預入から6か月未満:解約日の普通預金の利率
  • 預入から6か月以上:解約までに預けていた期間に応じて、預入日(または継続日)の「6か月」「1年」「2年」などの店頭表示金利×70%

たとえば預入から1年以上2年未満で解約した場合は、預けた日の「1年」ものの店頭表示金利の70%が使われます。

いずれも、解約日の普通預金の利率を下回らないとされています。満期が近いものほど、解約で利息が減る影響は大きくなりやすいため、満期日と残りの期間を見てから決めるとよいでしょう。

5. 【元銀行員の視点】預け替えの前に、満期日と自動継続の設定を見ておく

銀行員だった頃、定期預金の窓口で、満期や自動継続の手続きを担当していました。金利が動く時期は、手元の定期預金がいつ満期になるのか、満期のあとどうなる設定なのかを確かめることから始めるのが近道です。

満期が数か月先なら、解約せずに満期を待ち、自動継続で新しい金利に切り替わるのを待つ方法もあります。満期のあとに普通預金へ入金される設定になっている場合は、そのまま普通預金の利率になるため、改めて預け入れの手続きが必要です。

6. 【確認のしかた】証書・通帳・アプリで見る3か所

手元の定期預金について、次の3つを確かめてみてください。

  • 預け入れた日と満期日
  • 適用されている金利
  • 満期のときの扱い(元金と利息を継続する、元金だけ継続する、継続しない)

いずれも、定期預金の証書や通帳、インターネットバンキングのアプリで確認できます。分からない場合は、取引先の銀行の窓口やコールセンターで聞いておくと安心です。

7. 定期預金は11月2日から年0.7%に。預けている分は満期まで今の金利、預け替えは期限前解約利率に注意

三菱UFJ銀行の定期預金は、11月2日から1年ものが年0.7%、10年ものが年1.35%に上がりました。100万円を1年ものに預けると、税引後の利息は5578円です。

一方で、すでに預けている定期預金は、満期までは預けたときの金利のままです。満期前に解約して預け替えると期限前解約利率で利息が計算されるため、満期日と残りの期間をあわせて確認しましょう。

商品説明書は2022年4月1日現在の内容のため、最新の扱いや金利は取引先の銀行に確認することをおすすめします。

※LIMOでは、個別の相談・お問い合わせにはお答えできません。

参考資料

中本 智恵