10歳年上の男性と結婚する女性もいますよ。でもそれは、年齢差を超える魅力があるからでしょう。婚活は自分より10歳20歳若い男性と同じフィールドで競争するのです。

若い女性の方がいい。そう理想を持つことは自由ですが、自分より若い男性がたくさんいる中で、自分を選んでいただくメリットはどこにあるのか明確になっているのでしょうか?

賢い人は成長を選ぶ。バカは変わることを「妥協」と呼ぶ

婚活を始めたばかりのころ、自分の身の程以上の異性を希望するのはよくあることです。何人かにお見合い申請して断られ、会って2回目に行かないというのを繰り返し、立ち止まって考え、初めの理想とはちょっと違うけれど試しに会ってみるということをやるのです。

試しに会ってみたら、会話も合うから同年代の女性や、場合によっては年上の女性と結婚したという男性もおります。

この「試しに初めの理想とは異なる人と会う」ということができる人とできない人がおります。賢い方は変えることを「成長」と呼びます。しかし、変えることを「妥協」「自分を曲げる」と受け取り、かたくなに変えず同じ失敗を繰り返し続ける方もおります。

残酷なことですが、年齢が上がるほど変化を嫌う。そして、どんどん柔軟性をなくし、不毛な婚活を繰り返してしまう。

男性の場合、日替わりでいろんな女性に会える婚活がレジャーになる方もおります。結婚がゴールじゃなく婚活がゴールになっていいのでしょうか?

【参考】
「第15回出生動向基本調査」国立社会保障・人口問題研究所

田中 菊乃