浪費が多く出費がかさみがちな人は、購入する商品の選び方や予算を見直してみましょう。たとえば、服を買う際は「安さ」ではなく「長く着られるか」を基準にします。素材やデザインをチェックし、「丈夫な素材であるか」「流行に左右されないか」を確認したうえで判断しましょう。

また、外食は毎月の予算内で楽しむように心がけるのがおすすめです。「月2万円以内に抑える」と決めたら、そのなかで自由に外食を楽しんでもいいというルール。月に1度の外食で一気に使う、5000円の外食を月に4回楽しむなど、好みや状況に合わせて自由に食事を楽しむことができます。

「お金を一切使わない」「徹底的に節約する」といった考えは、途中で節約を投げ出してしまう危険性も。極端に考えるのではなく、「長く使えるものを選ぶ」「ルールの中で自由に過ごす」と心がけることが大切です。

貯金の目標がない・赤字が続く人の改善策

貯金に対する目標がない、生活費が足りないという人は、「いくら貯める」という明確なゴールを決めて意識を高めましょう。「とりあえず老後資金を貯める」より、「老後はこういった生活がしたい」「年金収入がいくらあるから、貯金がこれだけ必要だ」といった具体的なイメージをするのがポイントです。

貯めるべき金額が把握できたら、どうやって目標に近づくかを考えていきます。「どう収入を増やすか」または「どう支出を減らすか」という2つの視点から、スキルアップをして昇給を狙う、収入アップのために転職を視野に入れる、節税や投資を学ぶなど、幅広い選択肢が考えられるのではないでしょうか。

特に最近では、非課税制度が適用となるiDeCo(個人型確定拠出年金)やNISA(少額投資非課税制度)、つみたてNISAなども登場しています。このような制度をうまく利用して、賢く老後資金を貯めていきましょう。

まとめ

老後資金は長期にわたって準備していくことになるため、早めに家計や意識の問題を改善しておく必要があります。普段の意識が変われば、お金の使い方やモノの選び方にも変化が表れるはず。

ご自身の生活を振り返り、「貯金の意欲が低いのは目標がないからだ」「お菓子やお酒を買う頻度が高いから支出が減らないのかも」といった発見から、改善策を見つけてみてくださいね。

LIMO編集部