今では共働き世帯が主流になり、夫婦で家事や育児を分担する家庭が増えてきています。息子に対し、「家事に協力的でイクメンの旦那さんになってほしい」と願っているママも多いのではないでしょうか。

そこで今回は、男の子ママが普段から意識している子育てのポイントをお伝えします!気を付けておきたい点もあわせてご紹介しましょう。

家事・育児を担う夫の割合は2~3割

内閣府男女共同参画局が2019年6月に公開した「男女共同参画白書」によると、妻・夫共に有業(共働き)の世帯のうち、2016年の「6歳未満の子供を持つ夫の家事・育児関連行動者率」は家事が23.3%、育児が31.0%となっています。なお、夫が有業で妻が無業の世帯でも、家事は14.0%、育児は29.6%という結果でした。

今後、共働き世帯はさらに増加すると見られています。子どもが社会人になった頃には、育児や家事を分担する世帯数も増えていくでしょう。「家のことは妻がすべき」という考えは、すでに変化しつつある様子がうかがえますね。

男の子ママが子育てで抑えておきたいポイントは?

小さい頃の教育方針は、子どもの価値観を左右させる大切なもの。周囲のかかわり方によって、言動にも違いが表れてくるでしょう。男の子を育てているママたちは、どのような点を意識しながら子育てをしているのでしょうか。

・「感謝の気持ちを素直に伝えられる子になってほしいので、『ありがとう』『嬉しい』といった言葉を伝えるように教えています。最近では直接で言うだけでなく、手紙を書く、お礼に相手が喜ぶことをするなど、感謝の気持ちを伝えるさまざまな手段を使えるようになってきましたよ。将来、彼女や奥さんを気遣える人になってくれたら嬉しいですね」

・「『料理や掃除などのお手伝いは女の子がするもの』というイメージがありますが、私はあえて息子にも積極的に手伝ってもらっています。一人暮らしをするときだけでなく、奥さんと家事を分担するときも困らないようにしておきたいですから」

・「家族はもちろん、身近な人ともうまく関われる人になってほしいので、挨拶やお礼などのマナーを重点的に教えています。よその家にお邪魔するときは手土産を持参する、お世話になった時はその場だけでなく後日改めてお礼をする、反対に招待する際はおもてなしを用意するなど。もちろん、私が率先して実践し、お手本になるように努めていますよ」

失敗例から学ぶ注意点も