こう見ると、家事の基本や人間関係をうまく保つヒントを教えているというママも多いようです。しかし、その一方で「もっとこうしておけば…」「違った教え方をすればよかった」と反省しているママの声もありました。その内容をご紹介しましょう。

・「私が家事に追われている姿を見ているうちに、『家のことは女の人がするもの』と捉えてしまった様子の息子。高校生になった今では、『家庭科は女子だけ学べばいいのに』と言い出したり、簡単な家事を教えようとしても聞く耳を持たなかったり。子どもって、親の姿をよく見ているのですね。小さい頃から、私と一緒に家事をさせておけばよかったです」

・「家のことを全く手伝わない夫に腹が立ち、つい子どもに『パパみたいになっちゃダメよ』と伝えていました。その結果、息子は夫と2人きりになると態度が悪くなったり、夫の言うことだけに反抗したりするように。私の言葉で、父と子の親子関係に悪影響を与えてしまったのでは…と反省しています」

・「息子を可愛すぎるあまり、幼少期を過ぎてもずっと過剰に接していた私。そのせいか、息子との距離感が近すぎると言われることがあります。反抗期になっても干渉しすぎてしまい、余計に関係を悪化させることもありました。将来は、いわゆる『厄介な姑』になってしまいそう…」

まとめ

「家事は女性の仕事」「自分が家のことを手伝う必要はない」といった考えを持たない子になってもらうには、「男の子だから、女の子だから」と区別せずに接することが大切なようです。ただし、子の年齢に適した距離感を保つ、他の人の悪口を言わないなどの意識も忘れずに。良好な家庭環境こそが、子どもを育てる材料になるのだと捉えておきましょう。

LIMO編集部