旦那さんのひきこもりリスクを下げるには、奥さんのサポートが何よりも大切です。
たとえばキャリアウーマンとして働くAさんは、夫の愚痴を聞くときに「部下や同僚の相談に乗っているような気持ちで聞くことにしている」と語ります。「そうだよね」「大変だよね」と相槌を打って聞いてあげるのがポイントということ。夫の話をしっかり聞いてあげると、夫がすっきりした顔をするそうです。
Bさんも、旦那の話を聞くことに専念するひとり。「意識的に褒めるようにしています」とも語ります。「ダメなところを指摘されたら、誰だっていい気持ちはしない。やる気を出してもらうためには褒めて伸ばすことが一番」ということです。
唯一の味方である奥さんにまでそっぽを向かれたら、旦那さんは更に気分が落ち込んでしまいますよね。決して否定せずに、モチベーションを上げる言葉をかけてあげることが、「ひきこもり夫」をこれ以上増やさないことにつながるのかもしれません。
「ひきこもり夫」には、周囲の温かいサポートが欠かせない
「ひきこもり夫」の増加は、日本が抱える大きな課題のひとつ。「ひきこもり夫」本人も、なりたくて引きこもっているわけではりません。社会構造や、本人の性格によって、ひきこもりを余儀なくされている人も大勢いるんですね。そして彼らを救えるのは、一番近い存在の奥さんたち。旦那さんの話に真剣に耳を傾け、決して否定しないことが求められているといえるでしょう。
【参考】
「生活状況に関する調査(平成30年度)」(内閣府)
LIMO編集部