2018年では、毎月10万円以上貯めている世帯が多いという結果に。毎月10万円貯金できていれば、30年で3600万円貯まります。子どもの人数や進学先、老後のライフプランなどによっても必要資金は異なりますが、直近で話題になった「老後2000万円問題」はクリアできそうです。これに加えてボーナスを貯金したり、資産形成・資産運用をすることで不足部分もカバーできる可能性は高まります。
まずは、毎月10万円は確実に貯めていきたいですね。実際に月10万円ペースで貯金するには、どのような工夫が必要なのでしょうか。具体的な方法を学んでおきましょう。
固定費を定期的にチェックする
固定費が抑えられると、節約できた分をそのまま貯金に充てることができます。格安スマートフォン(スマホ)に乗り換える、ガス会社や電力会社を変更する、契約プランを見直すといった方法で固定費が下がるケースもありますよ。
節税に取り組む
「税金はどうにもならない」と思い込んではいませんか?ふるさと納税など、節税に繋がる手段はいくつも存在しています。日ごろから、しっかりと情報を集めておきましょう。
家計簿をつける
家計簿を見直していると、無駄遣いの傾向をつかめることもあります。普段からレシートを受け取る癖をつけておき、食費や固定費などの項目ごとに分けて控えておきましょう。手書きでの管理が面倒な方は、スマホのアプリを利用するのもいいですね。
貯金のためにやめておきたいこと
続いては、貯金のために「しないでおくべき行動」を挙げていきます。改善方法もあわせてチェックしておきましょう。
お金を使う判断基準がない、優柔不断
「いくらまでなら出せる」「こういう状況の時はお金を使わない」といった基準がないと、その場の流れに流されやすくなってしまいます。その結果、「誘われたから仕方なく飲み会に行った」「勢いで奮発した」なんてことになってしまう可能性も。出せる金額の上限や上手な断り方を事前に考えておくと良いでしょう。
投資のことを調べない
お金を貯めるだけではなく、増やす取り組みも視野に入れておきましょう。NISAやつみたてNISA、iDeCoを利用して運用するのもおすすめです。節税効果もあるので、まずは制度に対する理解を深めておきましょう。
収入を増やす工夫をしない
現在の貯金額が毎月0円となると、いきなり10万円貯めるのは難しいです。こういう場合は収入を増やす工夫が必要でしょう。
今後のキャリア形成を考えながら、転職を視野に入れてみるのも1つの方法です。副業をする人も増加傾向にありますが、毎月10万円を副業で稼ぐのもまた難しいものです。まずは本業の稼ぎについて考えてみることをおすすめします。
まとめ
今回の結果をみて、「私も毎月10万円貯めるぞ!」と決心した方もいるかもしれませんね。とはいえ、いきなりハイペースな貯金に取り組んで、途中で諦めてしまっては意味がありません。
まずは家計簿を見直し、「ここを節約すればいくら貯金に充てられる」「週末の外食費が高すぎる」といった分析をしてみましょう。固定費や税金など、見落としがちな項目にも目を通しておくのがポイントですよ。
【参考】
「総務省統計局 家計調査報告(家計収支編) 平成30年(2018年)平均結果の概要」(総務省統計局)
iDeCo公式サイト(国民年金基金連合会)
「NISAとは?」(金融庁)
LIMO編集部