4. 0.3%のときに作った口座でも、11月2日からは0.5%で計算される
「金利が0.3%のときに作った口座は、0.5%に上がってもそのままなのでは」と気になる人もいるのではないでしょうか。普通預金の場合、口座を作った時期の金利のままになることはありません。
三菱UFJ銀行の普通預金規定には、利息は「店頭に表示する毎日の利率」によって計算し、利率は金融情勢に応じて変更すると書かれています。三井住友銀行の商品説明書も、毎日決めて店頭に表示する金利を使う「変動金利」としています。
普通預金の金利は口座ごとに決まるものではなく、その日に銀行が表示している金利がすべての口座に使われるものです。11月2日以降は、何年も前に作った口座でも、新しく作った口座でも、同じ0.50%で利息が計算されます。
そのため、金利が上がったからといって、口座を作り直したり、窓口で手続きをしたりする必要はありません。あわてて手続きをしないように、この点は押さえておきたいところです。
5. 2月の前に引き出すと利息は減る?普通預金の利息は「毎日の残高」で計算される
利息が入るのが2月と8月なら、その日の残高で利息が決まるのではないか、と考える人もいるでしょう。3メガバンクの規定はいずれも、利息は「毎日の最終残高」で計算するとしているので、組み入れの日の残高だけで決まるわけではありません。
たとえば三井住友銀行の計算期間(2026年8月17日から2027年2月21日まで)で、次の2つを比べてみます。11月1日までは0.40%、11月2日からは0.50%として、税引き前の利息を計算しました。
- 期間中ずっと100万円を置いていた場合:約2378円
- 1月31日まで1000万円を置き、2月1日に引き出して100万円にした場合:約2万1192円
2月に残高を減らしても、それまで1000万円を置いていた日の分の利息はなくなりません。組み入れの日の残高が少ないからといって、利息を損するわけではないことがわかりますね。
また、「先月は利息が入ったのに、今月は入っていない」という場合も心配はいりません。利息の組み入れは年2回なので、8月に入ったあとは、次の2月まで利息は入らない仕組みです。
6. 11月2日からの0.5%分は、2027年2月の組み入れで初めて通帳に入る
普通預金は口座を作った時期にかかわらず同じ金利で計算され、利息も毎日の残高で積み上がっていきます。金利が上がったからといって、口座を作り直したり、組み入れの日に合わせて残高を動かしたりする必要はありません。
普通預金の金利は、日本銀行の金融政策決定会合の結果や市場金利の動きを受けて、各銀行が変えるものです。次にいつ変わるかは決まっていないので、今の金利は各銀行のホームページの金利一覧で確かめてみてください。
利息の組み入れ日や計算のしかたは、各銀行の普通預金規定や商品説明書に書かれています。分からない点は、口座のある銀行の窓口やコールセンターで相談できます。
参考資料
- 三菱UFJ銀行「円普通預金金利の改定について」(2026年9月18日)
- 三菱UFJ銀行「円普通預金金利の改定について」(2026年6月16日)
- 三菱UFJ銀行「普通預金規定」
- 三井住友銀行「各種預金金利の変更について」(2026年9月18日)
- 三井住友銀行「商品説明書(普通預金)」
- みずほ銀行「円預金金利の改定について」(2026年9月18日)
- みずほ銀行「みずほ普通預金規定」
- 日本銀行「参考図表 2026年第2四半期の資金循環(速報)」
- 国税庁「No.1310 利子を受け取ったとき(利子所得)」
中本 智恵