三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行の3メガバンクは、2026年11月2日(月)から普通預金の金利を年0.40%から年0.50%に引き上げます。給与や年金の受け取りに使っている口座の金利も、手続きなしで上がります。

日本銀行「2026年第2四半期の資金循環(速報)」によると、2026年6月末の家計の現金・預金は1132兆円で、金融資産全体の44.9%を占めています。金利が0.10%上がるだけでも、多くの家庭の預金に関わる話といえるでしょう。

ただし、11月から金利が上がっても、上がった分の利息が通帳に入るのはすぐではありません。この記事では、11月2日からの普通預金の金利と、利息が入る時期、残高ごとの利息の目安を、各銀行の発表資料と預金規定をもとに整理します。

1. 3メガバンクの普通預金、11月2日から年0.40%→0.50%に

3メガバンクはいずれも2026年9月18日に、普通預金の金利の引き上げを発表しました。三菱UFJ銀行の発表によると、日本銀行の金融政策決定会合の結果と市場金利の上昇を受けた変更です。

三菱UFJ銀行の普通預金金利は、8月3日に0.30%から0.40%、11月2日に0.50%へと続けて上がります1/2

三菱UFJ銀行の普通預金金利(年利)

出所:三菱UFJ銀行「円普通預金金利の改定について」(2026年9月18日・6月16日)をもとにLIMO編集部作成

  • 三菱UFJ銀行:0.40%→0.50%(スーパー普通預金〈メインバンク プラス〉にも適用)
  • 三井住友銀行:0.400%→0.500%
  • みずほ銀行:0.400%→0.500%(貯蓄預金の金利も同じ日に引き上げ)

三菱UFJ銀行の普通預金金利は、8月3日に0.30%から0.40%に上がったばかりです。11月2日の改定で、3か月のあいだに0.20%上がることになります。

2. 普通預金の利息が通帳に入るのは2月と8月の年2回

普通預金の利息は、毎月入るわけではありません。各銀行の預金規定や商品説明書によると、3メガバンクはいずれも利息を年2回、2月と8月に預金に組み入れています。

  • 三菱UFJ銀行:毎年2月と8月の第3土曜日の翌銀行窓口営業日に組み入れ
  • 三井住友銀行:2月と8月の第三日曜日までの利息を決算し、その翌日に組み入れ
  • みずほ銀行:毎年2月と8月の当行所定の日に組み入れ

この決まりで数えると、三菱UFJ銀行と三井住友銀行の次の組み入れは、2027年2月22日(月)になります。11月2日から上がった0.50%分の利息が初めて通帳に入るのは、この2月ということになりますね。

なお、利息がつくのは、その日の最終残高が1000円以上の日です。残高が1000円未満の日は、その日の分の利息はつきません。

3. 普通預金に1年置くと利息はいくら?100万円で税引き後約3984円

11月2日からの0.50%が1年間続いた場合の利息を、残高ごとに計算しました。預貯金の利息には所得税15.315%と地方税5%、合わせて20.315%の税金がかかり、差し引かれた金額で入金されます。

年0.50%で1年置いた場合、100万円の利息は税引き後で約3984円、500万円なら約1万9921円です2/2

普通預金に1年置いたときの利息(年0.50%・税引き後)

出所:三菱UFJ銀行「円普通預金金利の改定について」、国税庁「No.1310 利子を受け取ったとき(利子所得)」をもとにLIMO編集部作成

  • 100万円:税引き前5000円、税引き後約3984円
  • 300万円:税引き前1万5000円、税引き後約1万1953円
  • 500万円:税引き前2万5000円、税引き後約1万9921円

実際の利息は年2回に分けて入り、そのあいだに残高が動けば金額も変わります。上の金額は、残高が1年間変わらなかった場合の目安です。

11月2日からの普通預金の金利は、3メガバンクで年0.50%にそろいます。上がった分の利息が通帳で確かめられるのは2027年2月の組み入れからで、100万円を1年置いた場合の利息は税引き後で約3984円が目安です。

次のページでは、金利が低いときに作った口座の扱いと、組み入れの前に引き出すと利息が減るのかを、各銀行の規定から確かめます。