新NISAで投資信託の積み立てを始める人は、いまも増え続けています。金融庁が2026年10月2日に公表した「NISA口座の利用状況調査」によると、2026年6月末のNISA口座数は3048万850口座でした。

2025年12月末の2820万6434口座から半年で227万4416口座増え、年代別では10歳代の口座が約3.7倍になっています。

この記事では、新NISAのしくみと、年代別に見たNISA口座数の増え方、つみたて投資枠でインデックス投信を選ぶときに避けたいことを確認します。

なお、新NISAの制度に関する詳しい解説は、下記の記事より一部を引用・参照しています。

【新NISA】毎月5万円を15年運用するといくら?50歳から始める利回り別シミュレーション
【新NISA】毎月5万円を15年運用するといくら?50歳から始める利回り別シミュレーション

1. 新NISAのつみたて投資枠は年120万円、成長投資枠は年240万円

はじめに、新NISAのしくみを確認します。金融庁によると、NISA口座は日本国内に住んでいる人が、利用する年の1月1日時点で18歳以上であれば開設できます。2026年6月末時点では、10歳代でNISA口座を持てるのは18歳・19歳の人です。

年間投資枠はつみたて投資枠が120万円、成長投資枠が240万円で、合わせて360万円です。生涯の非課税保有限度額は1800万円で、このうち成長投資枠で使えるのは1200万円までです。非課税で保有できる期間に期限はありません。

積み立てを続けることについて、LIMOの記事「【新NISA】毎月5万円を15年運用するといくら?50歳から始める利回り別シミュレーション」では次のように説明しています。

長期的な資産形成で最も重要なのは、「途中でやめずに継続すること」です。

出所:【新NISA】毎月5万円を15年運用するといくら?50歳から始める利回り別シミュレーション

2. NISA口座は2026年6月末で3048万850口座、半年で227万4416口座増えた

金融庁の「NISA口座の利用状況調査」は、NISAを取り扱うすべての金融機関を対象に、NISA口座数と買付額を集計したものです。2026年6月末時点の調査では、成長投資枠を扱う702の金融機関、つみたて投資枠を扱う678の金融機関が対象でした。

NISA口座数は、これまでに開設された総口座数から、金融機関の変更に伴う変更前の口座と廃止した口座の数を差し引いて数えています。2026年6月末は3048万850口座で、2025年12月末の2820万6434口座から8.1%増えました。

年代別のNISA口座数(2025年12月末と2026年6月末)1/3

金融庁のNISA口座の利用状況調査をもとに、2025年12月末と2026年6月末のNISA口座数を10歳代から80歳代以上まで年代別に並べ、増えた口座数と増加率を示した表

出所:金融庁「NISA口座の利用状況調査(令和8年6月末時点)」をもとにLIMO編集部作成

2.1 NISA口座が増えた数は、50歳代の46万7269口座が最も多い

半年で増えたNISA口座の数を年代別に見ると、次のとおりです。

  • 10歳代:35万6317口座増
  • 20歳代:39万7362口座増
  • 30歳代:36万2286口座増
  • 40歳代:34万1171口座増
  • 50歳代:46万7269口座増
  • 60歳代:17万9737口座増
  • 70歳代:12万6523口座増
  • 80歳代以上:4万3751口座増

増えた口座の数が最も多いのは50歳代の46万7269口座で、2026年6月末の50歳代の口座数は599万9082口座です。年代別では50歳代が最も多く、全体の19.7%を占めています。

2.2 10歳代のNISA口座は半年で約3.7倍の49万730口座に

増加率では10歳代が265.1%と際立っています。2025年12月末の13万4413口座から、2026年6月末には49万730口座となり、約3.7倍に増えました。全体に占める10歳代の割合も、0.5%から1.6%に上がっています。

20歳代は11.8%増の376万5430口座で、増加率は10歳代に次いで高くなりました。調査結果は口座数の集計で、どのような理由で口座を開設したかまでは示していません。

2.3 60歳代以上のNISA口座の増加率は2.8〜4.3%

60歳代は4.3%増の435万5591口座、70歳代は4.1%増の320万4618口座、80歳代以上は2.8%増の163万4484口座でした。口座数そのものは多いものの、半年での増え方は全体の8.1%を下回っています。

3. つみたて投資枠のインデックス投信選びで避けたい5つのこと

NISA口座を開いたあと、つみたて投資枠で何を買うかは自分で決めます。インデックス投信を選ぶときに避けたいのは、次の5つです。

インデックス投信選びで避けたい5つのこと2/3

インデックス投信選びで避けたいのは、コストを確かめずに選ぶ、投資対象を知らずに選ぶ、ひとつの地域・テーマに集中する、短期の値動きで売買を繰り返す、似た投資信託を重ねて持つの5つ

出所:LIMO編集部作成

3.1 信託報酬を確かめずに選ぶ

信託報酬は、投資信託を持っているあいだ差し引かれ続ける費用です。同じ指数に連動する商品どうしなら、まず信託報酬の差を確かめます。

3.2 連動する指数を知らないまま選ぶ

インデックス投信の投資先は、連動する指数で決まります。国内株式なのか、外国株式なのか、債券を含むのかを、目論見書で確かめておきます。

3.3 特定の国や業種に偏った商品だけを持つ

ひとつの国や業種に絞った商品だけを持つと、その分野の値動きの影響を大きく受けます。

3.4 値動きのたびに売り買いを繰り返す

値下がりのたびに売ったり積み立てを止めたりすると、買う時期を分けて平均をならす積立投資の考え方から外れてしまいます。

3.5 中身がほぼ同じ商品を何本も持つ

名前が違っても、連動する指数が同じなら中身はほぼ同じです。複数を積み立てる前に、投資先が重なっていないかを確かめます。

金融庁の調査では、2026年6月末のNISA口座数は3048万850口座で、半年で227万4416口座増えました。増えた口座の数は50歳代が46万7269口座で最も多く、増加率では10歳代が265.1%と最も高くなっています。

自分が新NISAでどの投資信託を積み立てているかは、金融機関のサイトの取引画面で確かめられます。

ここからは、金融庁が注意を呼びかけている証券口座への不正アクセスの状況と、新NISAの口座を守るために確かめておきたいことを見ていきます。