一般的にスタッドレスタイヤは3~4シーズンが経過するとゴムが硬くなって使えなくなる、と言われていますが、タイヤの使用状況や保管状況によってタイヤの寿命が変わってきます。

素人がタイヤを触ったところでどれくらい劣化しているか、というのはわからないかと思いますので、タイヤ専門店へ行き、専用のゴム硬度計で劣化具合を調べてもらうことをおすすめします。

空気圧は低めの方がいい

最後に気になる空気圧について説明します。
基本的にはメーカー指定の空気圧でOKですが、最近は燃費を稼ぐためにメーカー指定の空気圧も比較的高めに設定されていることが多くなってきています。

空気圧を高くするとタイヤそのものの接地面積が少なくなります。スタッドレスタイヤにおいて接地面積が少ないということは、滑るリスクが増すということになりますから、多少燃費を犠牲にしても指定よりもやや低い空気圧にしてあげるのも良策といえます。

まとめ

タイヤは車を構成する部品の中で唯一地面と接する部品です。
命を乗せて走行している以上、気にかけてあげなければならない部分ですので、しっかりとした知識をつけて適切に管理していくことが大切です。

【参考】
※1「タイヤを上手に使っていただくために(乗用車用タイヤ)」ブリヂストン
※2「スタッドレスタイヤの「プラットホーム」って何?」ブリヂストン

宇野 源一