花びらを幾重にも重ね、ドレスのように豪華な花を咲かせるラナンキュラス。バラに勝るとも劣らない優美で繊細な姿は、人々の目を魅了する特別な存在です。

庭植えにして育てるのも素敵ですが、鉢に植えてアプローチや玄関先に飾れば一気に映え空間に早変わり。よりおしゃれに楽しみたいときは、寄せ植えならぬ《寄せ鉢》というガーデニング手法を取り入れるのもおすすめです。

そこで今回は、寄せ鉢の魅力についてお伝えするとともに、ラナンキュラスと寄せ鉢にしたい相性がいい名脇役を3つご紹介します。

1. ラナンキュラスの基本情報

ふんわりイエローのラナンキュラス1/6

ふんわりイエローのラナンキュラス

LIMOガーデニング部撮影

  • キンポウゲ科 ラナンキュラス属
  • 開花時期:春
  • 形態:多年草(秋植え春咲き)
  • 草丈:20~70cm(品種によって異なる)
  • 原産地:地中海沿岸部

ラナンキュラスは、桜が咲く頃に華やかな花を咲かせる多年草。質感の良い花びらを幾重にも重ね、まるでドレスのような花の姿で人々の目を楽しませてくれます。

花の大きさや咲き方が異なる品種が非常に多く、その数なんと500種以上。カラーバリエーションも豊富に展開されており、暖色や寒色、ビビッドやミックスなどとても多彩です。

秋に球根を植えて育てるのが主流ですが、2〜3月にはつぼみがついているポット苗や花が咲いている開花株も多く出回り始めます。

美しい姿を長く楽しむためにも、日当たりが良く北風や雨が当たりにくい場所で管理しましょう。

※参考価格:400〜800円前後(3号ポット苗)

2. 【寄せ植えより簡単】置くだけで玄関映える!「寄せ鉢」のうれしいメリット

ラナンキュラスラックス×フリル咲きパンジーの寄せ鉢2/6

ラナンキュラスラックス×フリル咲きパンジーの寄せ鉢

LIMOガーデニング部撮影

2.1 寄せ鉢とは《一鉢で飾るより「映える」》ガーデニング手法

寄せ鉢とは「複数の鉢植え植物を寄せ集めて飾るガーデニング手法」のこと。

限られたスペースをおしゃれな空間に変身させたいとき、また植物が植えられない場所に花を飾りたいときなどに多く取り入れられています。

階段やスタンドを使って高低差を意識しながらレイアウトしたり、大きめの鉢やプランターに小さな鉢植えを複数個入れて飾ったりなど楽しみ方はさまざま。

複数の植物を飾ることで主役がより引き立ち、美しい花壇のような光景をつくることができます。

2.2 寄せ植えにはない、寄せ鉢ならではのメリット

寄せ鉢には、寄せ植えにはないメリットがたくさんあります。ここでは代表的な3つのメリットについて見ていきましょう。

【寄せ鉢のメリット① 植物の入れ替えが簡単】

一鉢に複数の植物を植える《寄せ植え》は、開花時期が終わった花を取り出したり、新たな花を追加したりなどの植え替え作業が必要です。

対して《寄せ鉢》は、咲き終わった鉢とこれから開花する鉢を入れ替えるだけ。また季節ごとに植物を追加したり、気分転換に並び替えをしたりなど、レイアウトを簡単に変更することができます。

【寄せ鉢のメリット② どんな植物も一緒に楽しめる】

《寄せ植え》をつくるときは、それぞれの花の持つ性質を理解しながら花を選ぶ必要があります。

例えば「たくさんの水を必要とする植物」と「多湿が苦手で乾燥を好む植物」を一緒に植えてしまうと双方が弱ってしまうことがありますし、同様に「酸性土壌を好む植物」と「アルカリ性土壌を好む植物」を一緒に植え育てるのも難しいのが実情です。

一方で《寄せ鉢》なら、性質が異なる植物も、隣同士に飾ることができます。鉢が別々なので水やりなどの微調整ができ、植物の好む環境が整えられるのは《寄せ鉢》ならではの魅力といえるでしょう。

2.3 【寄せ鉢のメリット③ 簡単テクニックで映え空間に】

《寄せ植え》はひとつの鉢に複数の植物を植えるため、植物が成長する方向や植え込む順番、また草丈の高低差を意識したレイアウトなど考慮すべきポイントがたくさんあります。

その点、《寄せ鉢》ならいくつかのテクニックを意識すればセンス良く仕上げることが可能です。

  • 各植物の鉢の色や素材を統一する
  • フラワースタンドやレンガなどを利用して高低差をつける
  • 小さな鉢が多いときは、大きめの鉢やプランター、木箱や籐カゴなどに入れてまとめる

いったん寄せてみて、「なんかおかしいな」「バランスが悪いな」と感じたら、簡単に組み換えができるのも《寄せ鉢》ならではのメリット。

次からは、ラナンキュラスと寄せ鉢にしたい相性がいい植物3つを参考価格とともにご紹介しますので、ぜひ寄せ鉢をつくる際の参考にしてくださいね。

3. ラナンキュラス主役の寄せ鉢。一緒に飾りたい《相性の良い花》3選

3.1 ネメシア

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AngieC333/shutterstock.com

AngieC333/shutterstock.com

繊細な茎の先にかわいい小花をたくさん咲かせるネメシア。おもに春から初夏にかけて開花しますが、品種によっては秋や冬に花を楽しむことも可能です。

カラーバリエーションが非常に多く、主役のラナンキュラスに合う色が見つかりやすいのも嬉しいポイント。一年草や多年草など多くの品種があるので、購入時にはラベルをしっかり確認しましょう。

※参考価格:200円〜800円前後(3号ポット苗)

3.2 アネモネ

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aphichetc/istockphoto.com

aphichetc/istockphoto.com

早春から春にかけ、色鮮やかな花が楽しめる多年草・アネモネ。花芯が黒っぽいものが多く、花色とのコントラストが寄せ鉢に良いアクセントを加えてくれます。

カラーバリエーションが豊富なほか、一重咲きや八重咲き、大輪や小輪など咲き方が違う品種も多彩。ラナンキュラスよりも控えめな花色やサイズをチョイスすると、センス良くまとまりやすくなりますよ。

※参考価格:500円〜700円前後(3号ポット苗)

3.3 パンジー・ビオラ

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Olga Miltsova/shutterstock.com

Olga Miltsova/shutterstock.com

秋から春にかけての花壇で大活躍するパンジー・ビオラ。寄せ鉢の主役にも脇役にもなれる使い勝手の良い一年草で、ラナンキュラスとの相性もバッチリ。

パンジー・ビオラにはさまざまな品種がありますが、一重咲きと組み合わせるとラナンキュラスがより映え、八重咲きやフリル咲きをチョイスすると全体的に華やかな寄せ鉢になります。

草丈が小さいので、ラナンキュラスの前列や両脇に配置するのがベスト。高低差が生まれ、簡単に映え空間をつくることができますよ。

※参考価格:100~800円(3号ポット苗)

4. まとめにかえて

今回はラナンキュラスの魅力と寄せ鉢のメリットやテクニックについて、あわせてラナンキュラスと相性がいい植物3つをお届けしました。

ラナンキュラスは単体で植えても十分美しさを発揮してくれますが、寄せ鉢にするとより映える空間に変わります。

園芸店やホームセンターでは、すでに色とりどりのラナンキュラスが並び始めている頃かもしれません。

店頭で「運命の一鉢」に出会ったら、 ぜひアプローチや玄関、ベランダなど、お気に入りの場所で寄せ鉢にトライしてみてくださいね。

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