4. 特定健康診査は加入している医療保険が行い、がん検診とは受診券が別になる
がん検診と同じ時期に、特定健康診査の受診券が届く人も多いでしょう。2つは似ていますが、実施している主体が違います。
4.1 柏市の国民健康保険の特定健康診査
特定健康診査は、医療保険者ごとに行う健診です。柏市では、柏市国民健康保険に加入している40〜74歳の人に受診券を送っていて、市内の医療機関で受ける個別健診の費用は自己負担なしとしています。
国民健康保険は、保険料を集めるだけでなく、加入者の健診も行う保険者です。会社の健康保険に加入している人は、勤め先の健康保険組合などで健診の案内を確かめることになります。
4.2 75歳以上は「柏市75歳以上の健康診査」
75歳以上の人など、千葉県後期高齢者医療の被保険者は、千葉県後期高齢者医療広域連合から委託を受けて柏市が行う健康診査の対象です。個別健診の費用は自己負担なしとされています。
どちらも、令和8年4月1日から令和9年3月31日までに2回以上受けた場合や、受診日に資格がない状態で受けた場合は、市からの助成金分を返還することになっています。加入している医療保険が年度の途中で変わった人は、受診する前に資格を確かめておくと安心です。
5. 住民税非課税かどうかは、1月1日に住んでいた市区町村の課税情報で確かめられる
保険料を計算していたときは、住民税の課税情報を参照して所得を確かめていました。がん検診の免除も、同じように市区町村が持っている課税情報で、世帯の全員が非課税かどうかを確かめる仕組みです。
5.1 令和8年1月1日に柏市に住民票がなかった人は?
柏市は、令和8年1月1日時点で柏市に住民票がない人について、柏市では税情報を確認できないとしています。その場合は、前に住民票があった市区町村で、非課税であることを証明できる書類を世帯員全員分取り、申請書と一緒に送るよう案内しています。
年の途中で引っ越してきた世帯は、証明書の取り寄せに日数がかかることもあります。受診の14日前という期限から逆算して、早めに準備しておきましょう。
5.2 世帯の中に1人でも住民税がかかる人がいると?
柏市の免除の対象は、申請日時点で世帯員全員が均等割も所得割もかからない世帯です。本人が非課税でも、同じ世帯に住民税がかかる家族がいれば、市民税非課税世帯としての免除の対象にはなりません。
住民税がかかっているかどうかは、市区町村で取れる課税(非課税)証明書で確かめられます。自分の世帯がどれに当たるか分からないときは、健康増進課など検診の担当窓口に尋ねてみてください。
6. まとめ
住民税非課税世帯は、世帯全員の住民税の均等割と所得割がかからない世帯です。柏市は2級地で、本人のみなら前年の合計所得金額41万5000円以下が均等割の非課税の基準になります。
柏市では、市民税非課税世帯の人は成人健診等自己負担金免除証を出すと、胃がん、大腸がん、結核・肺がん、乳がん、子宮頸がん、骨粗しょう症の検診が無料になります。免除証は受診の14日前までに申請し、検診会場で提出します。
がん検診の自己負担金の免除は、市区町村によって対象や手続きが違います。10月のキャンペーン月間をきっかけに、住んでいる市区町村の案内を一度確かめてみてはいかがでしょうか。
参考資料
- 柏市「がん検診等の費用免除」
- 柏市「受けられるがん検診」
- 柏市「令和8年度以降、個人住民税がかからないかた(非課税)」
- 柏市「特定健康診査・特定保健指導」
- 柏市「柏市75歳以上の健康診査」
- 厚生労働省「2025(令和7)年 国民生活基礎調査の概況」
- 厚生労働省「がん検診受診率向上に向けた集中キャンペーン」
太田 彩子