残暑が長引いた今年もやっと秋らしくなり、七五三シーズンが到来しました。2019年に七五三をお祝いするのは、満年齢の場合は2016年(男の子・女の子)、2014年(男の子)、2012年(女の子)生まれの子どもたちです。お孫さんがいらっしゃる方は、お祝いを考えている人も多いのではないでしょうか。

七五三にかかる費用やお祝い金の額は?

七五三にかかる費用としては、神社に納める祈祷料、着物代、着付け・ヘアメイク代、写真撮影代、食事代などです。特に着物を購入するかレンタルにするか、写真をスタジオで撮るかロケーション撮影などをするかで金額は大きく異なってきます。いずれにしても数万円単位での出費になることは間違いありません。

七五三のお祝金に対する決まりはありませんが、1万〜3万円くらいの範囲で渡すケースが多いようです。着物を一緒に選んで購入したり、祈祷後の食事代を負担したりという場合はお金を包まなくても問題ないでしょう。

増加傾向の孫出費、1年で13万円超に

七五三などのお祝い金だけではなく、可愛い孫にはついつい財布の紐が緩みがちになります。ソニー生命保険が50~70代の男女1,000人に実施した『シニアの生活意識調査2019』のうち、孫がいる337人に聞いた孫への出費項目トップ5は以下の通りです(複数回答可)。

1位:「おこづかい・お年玉・お祝い金」(78.3%)、
2位:「一緒に外食」(47.8%)
3位:「おもちゃ・ゲーム」(38.3%)
4位:「本・絵本」(27.3%)
5位:「一緒に旅行・レジャー」(25.8%)

また、この1年間に孫のための出費をした311人に金額を聞いたところ、最も多かった回答は「5万円~10万円未満」(22.5%)でした。平均金額は13万1334円で、2017年11万6059円→2018年12万8269円→2019年13万1334円と増加傾向にあります。

孫出費で老後資金がピンチになる可能性も