4. 生前墓を選ぶ前の注意点3つ
1つ目は、お墓が完成した時点から、霊園や寺院への「年間管理費」がかかり続けるという点です。生前に建てた場合、その分だけ支払う期間も長くなります。
2つ目は、家族・親族との事前の相談が欠かせません。お墓を継ぐ可能性がある人に相談せずに決めてしまうと、あとから「そんな話は聞いていなかった」というトラブルにつながりかねません。
3つ目は、見落とされがちな点として、祭祀財産としての非課税枠は、あくまで日常的な礼拝に使うものが対象だという点です。商品や骨とう品として、あるいは投資目的で購入したお墓や仏具は、非課税の対象外とされている点に気をつけましょう。
5. お墓の選び方の変化
先述の鎌倉新書の同調査では、実際に購入されたお墓の種類別の割合も明らかになっています。
お墓の種類別の購入割合
- 樹木葬:47.4%
- 合祀墓・合葬墓:16.4%
- 納骨堂:15.5%
- 一般墓:15.2%
従来型の「一般墓」を選ぶ人は15.2%にとどまり、樹木葬が半数近くを占める結果となりました。承継者を必要としないお墓へのニーズが広がっていることがうかがえるでしょう。
6. まとめにかえて|生前墓は「相続税対策」と「自分らしい終活」を両立できる選択肢
生前墓は、相続税の節税につながるだけでなく、樹木葬や納骨堂といった多様な選択肢の中から、自分に合ったお墓をじっくり選べるという点でも注目されています。
資料請求や霊園見学は、思い立ったその日からでも始められるでしょう。
「いつか考えよう」と先延ばしにしているうちに、決める機会を逃してしまうこともあります。
生前墓は、家族のためだけでなく、自分自身が納得のいく形で人生の締めくくりを迎えるための準備でもあるのです。
気になった今のタイミングで、一度資料を取り寄せてみることをおすすめします。
