最近は、子どもがYouTuberの影響を大きく受けています。不登校の小学生で注目を浴びたYouTuberをご存知ですか。彼は「先生が指示する通りに動くなんて、ロボットみたい。人生は冒険なんだし、不登校は不幸なことじゃない。むしろ、嫌だ嫌だと思いながら学校に通っている子どもの方が不幸だ」と言ったことで、メディアも大きく取り上げました。

例えばアメリカやカナダなどの海外では、ホームスクーリングが合法になっており、自宅で勉強を進めることができます。また、日本でも分からないことがあればインターネットで検索をして答えを知ることも可能です。今では不登校の子ども達に対しての理解も社会で広がっており、フリースクールも充実しています。だからこそ「どうして学校に行く必要があるの?」と子どもに聞かれたら、なんと答えればいいのでしょうか。この質問にうまく回答しようと考えるだけで頭が痛いという親も多いはずです。

ただ親の考えを押し付けるだけでは、子どもは納得できません。子ども自らが、学校に通うことで得られることがたくさんあると納得できなければ、意味がないのです。親としてどういうかたちで子どもに自問自答を促すか、両親で子どもの学校教育について話す機会をもっておくようにしましょう。

今どきの小学生はとってもおしゃれに敏感

一昔前は子ども向けのファッション雑誌などありませんでしたが、今ではこのような雑誌のコーディネートを参考にファッションを楽しむ小学生が増えています。

週末だけのおしゃれであればまだいいのですが、制服がない小学校の場合は、毎日おしゃれをして登校したいと主張する子どももいるようです。もちろん学校に行く時は派手なおしゃれは良くないことです。けれど、雑誌に載っている同年代が着ているから着たいという気持ちを子どもたちは抱いてしまうのです。

もしも子どもが派手なファッションを選び始めた時は、TPOをわきまえることを教えるいい機会だと思って、子どもと向き合ってみましょう。露出した服は犯罪に巻き込まれやすい、どうして学校には派手な服装で行くべきではないのかなど、きちんと伝えるべきです。子どもに伝える内容を考えることは親にとって頭が痛い問題ですが、重要なことなので、よく話し合って意見をまとめておきましょう。

小学生はすべてを理解して主張しているわけではない

自分の頃を振り返ってみても、小学生の頃というのは「○○ちゃんがやっているから、やりたい!」という周りが基準で物事を決めてしまうことが多いものです。それを許可するかしないかは親に委ねられています。けれど、子どもは子どもで、自分の意志を貫こうと説得してくることもあるでしょう。

そのような時、親としてどのような考えを伝えるのか、これはよく話し合って決めておきたいですね。現代はさまざまな情報が小学生にまで届くので、悩みを抱える親も多いですが、親としてしっかりとした意見をもち乗り越えていきましょう。

【参考】
「学校へスマホ持ち込み禁止の指針、文科省が見直しへ」朝日新聞デジタル

LIMO編集部