時代の流れによって子育ての悩みというものは変化します。今は小学生でも自分専用のスマートフォン(スマホ)を持っている子どもが多く、そこから生まれるトラブルも増えています。
2019年2月には柴山文部科学省が「小中学校はスマホの持ち込みを原則禁止」という指針を見直す方針を明らかにしています。今後ますますスマホと子どもの関わり方について、親は考えていかなければならないかもしれません。
また、学校に通わないというスタイルを選択する子どもも増えており、昔に比べてフリースクールも充実してきています。
簡単に解決することが難しいほど複雑化している状況に、思わず頭が痛いと親が感じてしまう場面も多いのではないでしょうか。今、小学生を育てている親が抱えやすい悩みをご紹介します。
SNSを利用した陰湿ないじめが蔓延している
昔からいじめというものは存在していますが、近年のいじめは陰湿なものが多いです。今どきの小学生はスマホを使いこなしており、そのため、とくにSNSを使ってひどい言葉を送りつけるようないじめが目立っています。SNSにすぐに返信しないことがあったなど、SNSを利用しなければ起こらなかったようなことがいじめの理由になっており、多くの親が悩んでいます。
SNSによるいじめの場合、子ども自身が打ち明けてくれないと、親も担任も気づきにくい傾向にあります。また、口で言葉を発するよりもSNSで言葉を送信する方が手軽なこともあり、いじめている側も深く考えずにひどい言葉を何度も送ってしまいがちです。
ただ、このようないじめを避けようと、スマホを子どもから奪えば解決するかと言うとそういう簡単な問題でもありません。
それよりも、常日頃から両親が子どもにとって気軽に頼れる存在になってあげられるよう、信頼関係を築いておくことがとても重要なのです。もちろん「スマホの使い方」「SNSのマナー」など、予め親が教えてあげることも重要といえます。