保育園や幼稚園での運動会や発表会では、子どもたちの頑張る姿が愛らしいですよね。そんなとき、「子どものかわいい姿を少しでもいい席で見たい!」と親なら思うもの。そのため優しい笑顔の水面下では、ママたちの席取り合戦が密かに行われているんです。
今回は園行事にかける熱いママたちの席取り合戦エピソードをお届けします。笑顔の裏に潜む恐ろしい戦い!さっそく覗いていきましょう。
運動会あるある「前のママのビデオカメラが邪魔」
ビデオカメラでわが子を必死に追いかける親の姿は、運動会名物ではないでしょうか。でも前方の子どもに夢中になるばかり、後方にいる他の子の親を気にしていないママもたくさん。気づかぬ間に後ろのママから恨まれているかも…。
「リレー競技でのこと。私たち夫婦はまっすぐ走ってくるわが子をビデオに収めようと、第3コーナーで待っていました。娘は12番目の走者だったのですが、隣にいたママが自分の子の出番が近づくにつれて、じりじりと前進。気づけばうちのカメラ画面の半分がその人の背中に。『うちの子が見えないじゃん!』と焦る私たちをよそに、その人は11番走者のわが子を精一杯応援しています。前を通り過ぎたのを見届けて、『すみません。次うちの子走るので、寄ってもらえます?』とお願いしました」(年長女の子のママ)
「うちの幼稚園では子どもが演技をするときは、前に行って席を確保することができます。そのため頑張って前を確保したかったのですが、残念ながら前から2番目に。でも前の人と人の間に立てたので、無事にビデオ撮影できると思っていました。お遊戯の時間に子どもたちが登場!すると、前にいたママのカメラがすーっと右上方に上がってきたんです。どんな性格の人かも分からないので、『私の顔の前なんですけど…』なんて文句も言えず。隙間から見える子どもを応援。子どもの動きに合わせてカメラも動くから、私もそれに合わせて隙間探しに苦労しました」(年少男の子のママ)
じりじりと前進するママや、カメラを突然横や上に出すママなど。動きがある運動会では、ママたちも動く動く!わが子を応援しつつ、たまには後ろにいるママのことも気にかけた方が良さそうですね。
発表会あるある「後から来たパパの背が高い!なんで正座するの」
10~12月にかけて開催されることが多い発表会。子どもたちの歌や踊りが楽しみですよね。忙しいパパの中には、子どもの出番に合わせて仕事を抜けてくる人も。前に突然大きなパパが来たら…。
「幼稚園の発表会でちょうど小さな子の後ろを確保でき、『これでばっちり子どもを撮影できる』と満足だった私。しかし開演時間5分前に、突如男性が現れたんです。仕事を抜けて合流したパパが前にいた子を抱っこして膝に乗せて座ったのですが、なんと正座!180cmを超えていそうな男性が正座したら、真後ろの私からは前がほぼ見えません。『見えないので、正座やめてもらえますか?』と伝えたところ、あっさりとあぐらに変えてくれました。そのときはそれで解決したのですが、それ以降園で会うと奥さんから冷たい視線が。『自分が一番前確保しなかったからじゃん』と陰口を言われているよと、ママ友が教えてくれました」(年少女の子のママ)
先生方や周りの保護者の目もあり、きちんとした姿勢で座ろうとする人もたくさん。でも姿勢よく座ると、結果的に後ろの人の迷惑になっているなんてことも。背が高いパパは特に気をつけた方が良さそうですね。
そして見えにくいことを指摘したママにとって最大の災難だったのは後日。まさか陰口を言われるなんて思ってもいなかったことでしょう。