古今東西、嫁姑問題は絶えることがありません。そんな嫁姑問題、今回はとある完全同居の姑が嫁に放った、驚きの「姑語録」をご紹介します。
姑語録1:「愛情が足りない」
「あなたは子供への愛情が足りないのよ」子供が小さい頃に、姑から面と向かって何回もいわれた言葉です。何回もいわれているうちに「そうなのか、自分は愛情が足りなのか…」と真に受けて、その一言がループして子供に明るく接することができない日々がありました。「どうせ私はダメな母親なんだ」と、どうしても後ろ向きの気持ちになってしまうのです。子育てが閉ざされた社会(家庭だけ)でなされていると、そんなリスクをはらみます。
そのことを保育園で一緒だったママ友にポロっと愚痴ったら「え⁈あのバアバがそんなこというの?」と驚いていました。そのママ友はバアバ(姑)と面識がありました。外面がいいので、とてもそんなバアバとは思えないのです。また、そのママ友は「そんなことないよ」と励ましてもくれました。
子供が小学校になって、小学校のカウンセリングルームに相談に行ったときも「姑に『愛情が足りない 』と言われたことが軽くトラウマになっている」とカウンセラーさんにはなしました。「こうやってカウンセリング室に来て相談してくれる時点で、それ自体がお子さんを愛している証拠です」といってもらえました。すっと肩の荷が降り、よかったと胸をなでおろした瞬間です。
このように誰かに「今のままでいいんだよ」といってもらうだけでもホッとするものです。
子供を産んで20年近くたっていても忘れられない、ノドに刺さった骨のようにいつまでも自己肯定でいないキーワードでした。