5年前の夕食時の話です。ニンジンの皮をあえて剥かずに作った料理を出したら「ニンジンの皮を剥くことも知らないなんて、頭悪すぎる」と姑の言葉。ニンジンの皮を剥かなかった理由は、マクロビオティックの「身土不二」という食べ物の全部を食べましょうという理念を知って「やってみよう!」と思ったからです。見た目的に差し支えのない範囲で皮を剥かずに料理をしました。その理由を姑にはなしても、聞く耳を持たないでしょうし、聞いたとしても受け入れることはないでしょうから、そのまま放置しました。

姑は、自分と同じやり方・考え方をしないと「頭が悪い、人としておかしい」と言い切ります、決めつけが激しすぎるのです。

他にも、洗濯ものの畳み方が自分の「教えた通り」じゃないと納得しません。孫の洋服が入っている引き出しを開けて、全部畳み直してしまうのです。義母の息子である夫の洗濯ものまで嫁が「教えた通り」にやらないと畳みなおします。「何回いっても直らない、本当にあなたは頭が悪いのね」と付け加えて。嫁の流儀は、全く受け入れられません。

頭が悪い人ほど、人のことを「頭が悪い」といいます。頭がいい人は、他人のことを「頭が悪い」とは言いません。なぜなら、自分で自分の立ち位置を肯定できているので、人と比較しません。人を貶める必要がないからです。自分の立ち位置に不安な「頭の悪い人」は、相手を貶めるのです。そんな見方ができると「かわいそうだな」と思ってしまいます。

姑語録3:その洋服の趣味悪いわね