「まさかこんなにも年金が少ないとは思わなかった。とても不安がある。(69歳)」
「貯金をそれなりにしてきたが、思いがけないことが起こってしまったので、もっとしておけば…と後悔している。(58歳)」
「夫が事故にあってしまい介護が必要になった。今思うと現金資産を家賃収入が得られる形に変えておけば良かった。(78歳)」
「無理をしてでも個人年金はしておくべきだった。年金がこんなに少ないとは思っていなかったので、準備不足を感じる。(65歳)」
「年金の額がこの数年で下がったので、年金生活に不安を感じている。(62歳)」
6割以上のシニア女性が年金生活に不安を抱えているので、コツコツ貯蓄・節約する大切さを感じます。
まとめ
シニア女性の年金生活に関する意識調査を見てきました。およそ3人に1人のシニア女性が3,000万円以上の貯蓄を保有している結果となっています。余裕ある生活を送れるのではないかとも感じますが、実際はそんなことがなく、6割超が年金生活に不安を抱えており、年金受給者の5割超が日々の生活費が年金では足りないと感じています。
つまり、貯蓄を削ることで年金生活を支えているということです。いくらの貯金があれば安心できるとは言い切れないので、3,000万円の貯金では足りないかもしれません。日々、少なくなっていく、口座残高を見ると不安になっても仕方ないでしょう。
日頃から、貯蓄と節約の意識を持って、医療や介護が不要なように健康的な体を維持するのが大切ですね。
【ご参考】貯蓄とは
総務省の「家計調査報告」[貯蓄・負債編]によると、貯蓄とは、ゆうちょ銀行、郵便貯金・簡易生命保険管理機構(旧郵政公社)、銀行及びその他の金融機関(普通銀行等)への預貯金、生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)並びに株式、債券、投資信託、金銭信託などの有価証券(株式及び投資信託については調査時点の時価、債券及び貸付信託・金銭信託については額面)といった金融機関への貯蓄と、社内預金、勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計をいいます。
瀬戸山 佳菜