賃貸物件に引っ越したけど、「しまった!」と思った経験はありませんか?国土交通省のホームページには、賃貸住宅のトラブルが起こった時の相談窓口などが載っています。
しかし、トラブルに巻き込まれた時に、相談するのは手間です。どうせなら、賃貸トラブルが起きない物件に住みたいですよね?そこで今回は、賃貸選びを間違えた人の事例を紹介しつつ、購入前に確認したい賃貸トラブル回避法を説明します。
賃貸選びを間違えた人の事例
自身では気に入っている物件でも、住み始めるととんでもない物件だったことに気付く場合もあります。ここでは、事例を3つ見てみましょう。
1.ゴキブリが大量発生する物件
内覧の時は何ともなかったのに、住み始めたらゴキブリが大量発生する物件だったことに気付いた事例です。同じ建物内に飲食店があると、ゴキブリが侵入しやすくなるようです。
高層階でも、建物の壁をつたって侵入するケースもあります。このパターンの物件に住んだ場合、就寝しようとしている最中に、ゴキブリが動く音が聴こえて、不眠症に陥るケースもあります。
2.事故物件
事故物件に住んでしまった事例もあります。事故物件とは、室内で人が死んだことがある物件のことで、自殺や殺人、孤独死などが該当します。
ただ、事故物件の定義は不動産会社によって異なるため、部屋で亡くなった人がいる物件でも、理由によっては事故物件扱いしない例もあるようです。
なお、事故物件の場合は賃貸情報に「訳アリ物件」や「心理的瑕疵」などと記載する例が多いですが、悪質業者だと告知しないケースもあるため注意が必要です(条件によっては、告知しなくて良いケースもあります)。
3.違法建築物件
違法建築物件に住むと、急な退去を命じられる恐れがあるため危険です。物件の管理会社から引っ越し代などが支払われたとしても、急ピッチで転居先を見つけなくてはなりません。そのため、引っ越し先を見つけられず、苦労する人も出てくるでしょう。
物件選びで悔やんでしまう3つの理由
賃貸トラブルが起きた物件を選ぶと、いろいろな理由で悔やんでしまいます。理由の一例は、こちらです。
・無駄な時間や費用が発生した(不動産との長期にわたるやり取りや、訴訟費用など)
・引っ越し前はワクワクだったのに、引っ越し後に絶望へと突き落とされた
・初期費用や家賃がもったいないと思った
このような理由で、悔やんでしまうため、賃貸物件は慎重に選んだ方が良いのです。