同調査によると、回答教員の約3割が「児童に防犯意識を高める授業をして欲しい」という保護者からの要望の高まりを感じています。また防犯教育の重要性を感じているのは、教員側も同様です。約8割の回答教員が「さらなるインターネットのリスク教育が必要」と回答しています。
とりわけ重要視されるのが、インターネットを介した情報発信のリスク。近年はSNSに個人情報を投稿したり、“ネット内いじめ”の加害者・被害者になったりするケースが増えています。それを未然に防ぐべく、インターネットのリスク教育に力を入れる教員が多いようです。また「ALSOK」もCSR活動の一環で“出前授業”を行っています。授業に参加した児童には、覚え言葉で情報発信時・受信時の注意ポイントを教えているようです。
ALSOKによる情報発信時の注意ポイント
・か:顔がはっきり映っていないか
・き:(著作権侵害など)禁止されていることではないか
・く:暮らしている場所が知られてしまれないか
・け:ケータイ番号など連絡先を教えても大丈夫か
・こ:(誰かを)困らせたり、迷惑が掛かったりしないか
ALSOKによる情報受信時の注意ポイント
・あ:会おうといってきた
・く:クリック(タップ)させようとしてきた
・ま:(メールなど)を回すようにいってきた
・が:画像を送るようにいってきた
・で:電話やメールをさせようとしてきた
・た:タダであげるといってきた
これらは、日常生活における防犯にも共通する部分があります。家庭内で取り組める防犯教育としても、覚えておいて損はありません。
まとめ
子どもを巻き込んだ事件・事故は、毎日のように起きています。トラブルに巻き込まれてからでは、遅いのです。大切な子どもを守るべく、家庭内でも防犯教育に力を入れるべきでしょう。まずは、今出来ることから始めてみてください。
高橋 一磨