・しつこく話しかけられた、つきまとわれた(連れ去り目的以外):44.5%
・声掛けによりどこかへ連れていかれそうになった:24.4%
・強引に手を引かれるなど無理やり連れていかれそうになった:23.4%
・脅迫、暴力行為を受けた:3.7%
・痴漢、わいせつ行為を受けた:2.0%
・その他:22.1%
・無回答:1.0%

児童が身の危険を感じたシチュエーションとして、「しつこく話しかけられた、つきまとわれた(連れ去り目的以外)」が最多に。強引に連れ去ろうとしたり、脅迫・暴力行為を行ったりと、悪質き極まりないケースもありました。なお、「その他」の項目には「写真を撮られた」、「にらまれた」、「靴ひもをほどかれた」などが含まれます。

具体的にどのような場所で怖い目に遭ったのか。もう3つほど、同調査における回答結果を見てみましょう。

Q.児童は、どこで被害に遭いましたか?

・通学路:51.2%
・通学路以外の通路:13.7%
・公園・空き地:11.0%
・公共施設内:5.0%
・駐車場・駐輪場:3.3%
・その他:6.0%
・不明、無回答:9.7%

Q.児童は、どのような時間帯に被害に遭いましたか?

・下校中:47.5%
・外出中(日没前):24.1%
・不明、無回答:15.0%
・登校中:9.7%
・外出中(日没後):3.7%

Q.児童はどのような誘い文句で声を掛けられましたか?

・興味系(タレントにならない?など):37.0%
・不明:31.5%
・その他(一緒に行こう、など):12.3%
・パフニング系:(お母さんが病院に運ばれたから一緒に、など):9.6%
・困惑系(雨が降ってきたので家まで送ってあげる、など):6.8%
・親切系(迷子の犬を一緒探して、など):2.7%

最も危ないのは、下校中の通学路。不審者は「ペットを見せてあげる」、「タレントにならない?」などと、子どもの興味・関心を惹く話題で近づきます。どのような場所・時間・人・言葉が危ないのか。まずは親御さん側が把握する必要があるでしょう。

■子どもだけで過ごす休日も危ない