65歳以降も働く方へ「在職老齢年金と遺族厚生年金」3つの注意点!2026年4月より支給停止基準額「65万円」へ引き上げで何が変わった? 給与で年金が止まっても遺族厚生年金は増えない 2026.09.19 09:05 公開 執筆者村岸 理美 65歳を過ぎても働き続ける方が増えています。令和8年4月から在職老齢年金の支給停止調整額は月65万円になり、前の年度の月51万円から引き上げられました。では、老齢厚生年金が止まった分だけ遺族厚生年金が増えるのでしょうか。この記事では遺族厚生年金の額の決まり方と65歳以上の併給調整を確認したうえで、在職で老齢厚生年金が止まっても遺族厚生年金から止まる額が変わらない理由を見ていきます。 この記事のポイント 令和8年4月から在職老齢年金の支給停止調整額は月65万円になり、前の年度の月51万円から引き上げられた 65歳以上で自分の老齢厚生年金を受け取れる場合、遺族厚生年金はその差額だけが支給される 在職で老齢厚生年金が止まっても、遺族厚生年金から止まるのは支給停止がないとした場合の額で計算される 記事の続きを読む 1/2 出所:日本年金機構「報酬比例部分」を参考にLIMO編集部作成 Check! 次のページでは、遺族厚生年金を受け取れる方の範囲と受給要件を取り上げます。短期要件の3つと長期要件の1つ、そして短期要件のときだけ使える300月みなしの扱いを確認できます。あわせて、65歳以降の働き方を決める前に見ておきたい基準額の改定や、納めた保険料が年金額に反映される点についても整理しています。 画像と一緒に記事を読む 関連記事 遺族厚生年金の受給対象者、「配偶者」「子」「父母」「孫」「祖父母」優先順位が一番高い人は誰?同順位の人が2人以上いる場合はどうする? 遺族厚生年金は配偶者だけのものではなく、子や父母、孫、祖父母も対象になります。ただし日本年金機構は、受け取れるのは最も優先順位の高い遺族であると案内しています。順位は子のある配偶者、子、子のない配偶者、父母、孫、祖父母の順で、父母や祖父母には死亡当時55歳以上という年齢要件があります。2026年4月分からの年金額の決まり方とあわせて、条文と一次資料で確認していきます。 【2026年10月15日支給】年金の振込額が「8月と違う」のはなぜ?令和8年度の年金月額と天引きの仕組みをFPが解説 公的年金は原則として年6回、偶数月の15日に前月までの2か月分が支払われます。2026年10月15日は木曜日にあたり、振り込まれるのは8月分と9月分です。令和8年度の年金額でみると、国民年金の満額は1人分で2か月分14万1216円、夫婦2人分の老齢基礎年金を含む厚生年金の標準的な年金額は2か月分47万4558円。10月の支給分からは、差し引かれる保険料等が仮徴収から本徴収に切り替わります。 【働くシニア層】年収180万円の壁とは?60歳以上はどう働く?企業が期待するシニアの「活躍年齢」は平均67.9歳 2026年9月に公表された最新調査によると、企業が従業員に期待する活躍年齢は平均67.9歳に達し、70歳近くまで働いてほしいという本音が浮き彫りになりました。一方で、働くシニアを悩ませるのが年金や社会保険に関わる「年収の壁」です。本記事では、60歳以上で適用される180万円の基準や、2026年に予定されている「106万円の壁」の撤廃、在職老齢年金の基準額の65万円への引き上げなど、知っておきたい3つのポイントを解説します。 【厚生年金】男女差は「約6万円」受給額の個人差が大きい理由。60~89歳「いまのシニア世代」平均年金月額一覧表をみる 2026年度の年金、6月に届く「年金額改定通知書」「年金振込通知書」何が書かれている? 【厚生年金・国民年金】9月に届いた扶養親族等申告書、年齢別の平均年金月額はいくら? 源泉徴収の基準「214万円以上」に届かない人がいる LIMOをGoogle検索のお気に入りに登録!詳しくはこちら→ copy URL 関連タグ #遺族基礎年金 #遺族厚生年金 #社会保障 #在職老齢年金