3. いくら足りないのかを数える

年金を積み増せるとして、そもそもどれだけ足りないのでしょうか。不足額と年数を掛ければ、目安は出せます。

3.1 夫婦のみ無職世帯の場合

LIMOの記事「老後資金はいくら必要か。最新データで計算した必要額の目安。不足額×平均余命でシミュレーション」から引用します。

65歳以上の夫婦のみ無職世帯の場合

  • 月の不足額:4万2435円
  • 年数:24.52年
  • 必要額の目安:約1249万円

出所:LIMO「老後資金はいくら必要か。最新データで計算した必要額の目安。不足額×平均余命でシミュレーション」

毎月の不足が4万2435円で、それが24.52年続くとした場合の目安が約1249万円です。よく聞く2000万円とは違う数字になります。

3.2 前提が変われば答えも変わる

この試算は持ち家を前提にした平均値です。賃貸なら住居費が上乗せになりますし、額面と手取りのどちらで数えるかでも変わります。

数字そのものより、自分の不足額と年数を入れ替えて計算できることのほうが役に立ちます。

4. 順番をつけるなら

まず、自分の納付月数を確認してください。480月に届いていなければ、任意加入で増やす余地があります。

次に、月の不足額を出します。年金の見込額と生活費の差がそれにあたります。

そして、その不足額に年数を掛けます。任意加入で年金が増えれば、この不足額そのものが小さくなります。

5. まとめにかえて

国民年金の任意加入制度は、日本国内に住所を有する60歳以上65歳未満で、繰上げ支給を受けておらず、納付月数が480月未満で、厚生年金保険等に加入していない人が使えます。

受給資格期間を満たしていない65歳以上70歳未満の人や、外国に居住する日本人で20歳以上65歳未満の人も対象です。ただし、さかのぼって加入することはできません。

老後資金の必要額は、月の不足額に年数を掛けて出します。夫婦のみ無職世帯の試算では月4万2435円の不足が24.52年続くとして約1249万円でした。任意加入は、この不足額そのものを小さくする手になります。

参考資料

LIMO編集部貯蓄解説班