10月から消費税が10%に上がりました。なんとか増税前にと、色々と駆け込み購入された方もいらっしゃるのではないでしょか。もともと消費税が導入されたのが1989年3月で、そこから段階的に、5%→8%→今回10%と引き上げられてきました。しかも、前回は2014年と5年ほど前ですので、それほど目新しくはないかと思われます。

ただ、これまでの増税とは大きく異なる点があります。それは、増税対象がすべての商品やサービスが対象ではないことです。たとえば、酒類や外食を除く食料品や新聞には軽減税率が適用されていて、それらは8%に据え置かれるというものです。

消費税増税は住宅購入にどう影響するのか

では、不動産関連については、どうでしょう。資産のご相談にいらっしゃるお客様とお話していると、今回の増税により、不動産関連全ての負担が重くなると思っている方が多くいらっしゃいます。そうなると、しばらく購入は控えようかという考えの方も増えてきます。

では増税により、実際どのくらいの影響があるのでしょうか。実は、不動産購入に関わるものでも、そもそも消費税がかかるものと、そうでないものがあります。

不動産購入における消費税対象

このように、実は土地の購入費用には消費税がかかりません。意外と知らない方もいらっしゃいます。

では、消費税8%が消費税10%になると、どれくらいの費用の差が出てくるでしょうか。

8%と10%の比較

やはり建物は金額が大きいため、2%の増税で50万円アップと、インパクトが大きいですね。住宅購入の場合、トータルの金額が大きいので、こうやってみると外構やその他費用の増税分の2~3万円はあまり気にならないかもしれませんが、実際に2~3万円は大きい金額なので、金銭感覚のマヒに注意です。ただ、土地にかからないのは助かりますね。

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