【生活保護】扶助は8種類、費用の半分を占める「医療扶助」はいくらか? 医療扶助と介護扶助は「原則現物給付」、費用はだれがいくら負担する? 2026.09.18 19:06 公開 執筆者熊谷 良子 生活保護というと生活費の支給というイメージが強いですが、費用の内訳を見ると景色が変わります。厚生労働省の資料によると、生活保護費負担金は令和7年度当初予算で3兆7077億円、令和5年度の実績額は3兆6007億円で、そのうち医療扶助が1兆8341億円と50.9%を占めています。生活扶助の1兆334億円を上回る規模です。扶助別の内訳と、医療扶助が半分を占める背景にあるしくみを確認していきます。 この記事のポイント 生活保護費負担金(事業費ベース)は令和7年度当初予算で3兆7077億円、令和5年度の実績額は3兆6007億円 扶助別では医療扶助が1兆8341億円で50.9%を占め、生活扶助の1兆334億円(28.7%)を上回る 医療扶助と介護扶助は原則現物給付で、費用は直接医療機関や介護事業者へ支払われる 記事の続きを読む 1/2 出所:厚生労働省「生活保護制度の概要等について(第52回社会保障審議会生活保護基準部会 参考資料)」を参考にLIMO編集部作成 Check! 次のページでは、生活保護の8種類の扶助と支給の内容を一覧で示します。生活扶助や住宅扶助のように基準額や実費が現金で支給されるものと、医療扶助や介護扶助のように原則現物給付になるものの違いを並べています。生業扶助に高等学校等就学費が含まれる点など、名称からは分かりにくい範囲も確認できます。 画像と一緒に記事を読む 関連記事 【生活保護】受給中にやってはいけない「3つの義務」違反とは?法律が定める「4つの権利」を確認 生活保護を受けている間、被保護者にはどのような権利と義務があるのでしょうか。生活保護法は第56条から第59条までで、正当な理由のない不利益変更の禁止、公課禁止、差押禁止、譲渡禁止という4つの権利を定めています。あわせて第60条から第62条までには、生活上の義務、届出の義務、指示等に従う義務も置かれています。条文にそって、権利と義務の両方を順番に確認していきます。 【生活保護の医療扶助】マイナンバーカード受診は既に開始。でも「持っているだけ」では使えない理由とは 生活保護の医療扶助でマイナンバーカードによるオンライン資格確認がスタート!紙の医療券を受け取るため福祉事務所へ行く手間が省けます。しかし「カードを持つだけ」では使えません。事前手続きの落とし穴や、未対応の病院で受診して戸惑うトラブルを防ぐには?受給者が今すぐ行うべき「3つの準備」や対応機関の調べ方、窓口で焦らないためのポイントまで、厚生労働省の最新資料をもとに分かりやすく徹底解説します。 【生活保護の基本】生活費は現金、では医療費は?意外と知らない「現物給付」の仕組み 生活保護の支援には、現金で支給される「金銭給付」と、サービスや物品が提供される「現物給付」があるのをご存知でしょうか。生活費や家賃は原則として現金で支給されますが、医療費に関しては仕組みが異なり、現物給付が原則と生活保護法で定められています。本記事では、意外と知られていない扶助ごとの給付方法の違いや、支給のタイミング、そして「原則と例外」の仕組みについて、法律の条文をもとに詳しく解説します。 LIMOをGoogle検索のお気に入りに登録!詳しくはこちら→ copy URL 関連タグ #生活保護 #公的扶助