海外のSNSでは、犬や猫といった動物を保護し、懸命に救おうとする「動物レスキュー」の様子を紹介した投稿がInstagramで注目を集めています。
今回、LIMO編集部がピックアップするのは、海外で動物保護をしている
Saving Harbin DogsさんのInstagramアカウント「@savingharbindogs」の投稿。
陣痛で苦しみながら放置されていたところを保護された犬が、獣医師による緊急手術や適切なケアで元気になっていく姿を動画で紹介してくださっています。
執筆時点で3001回再生、約367件のいいね!がつくなど話題となった本投稿の中でも、特に胸を打たれるシーンやSNSでの反響をまとめてご紹介します。
また記事中では、動物たちのレスキューを支える獣医師・動物看護師という仕事の収入事情についても紹介します。
※投稿の画像は【写真】をご参照ください。
1. 【陣痛で苦しみながら放置されていた犬】胎動が感じられず緊急帝王切開をすることに…
海外のSNS で、陣痛で苦しみながら放置されていた犬を保護した動画が話題を呼んでいます。
メス犬の名前はフェイスです。発見されたとき、彼女の体はひどく汚れ、毛がもつれている状態で、すぐにお腹に赤ちゃんがいることが分かりました。
しかし腹部を触っても胎動が感じられません。獣医師たちはすぐに緊急帝王切開の処置を行いましたが、残念ながら子犬は手遅れでした…。
その後、フェイスは手術後の抜糸をするまでクリニックに2週間入院し、その後ようやく汚れた毛と体を綺麗にするケアを受けることができました。
皮膚病や耳ダニ、いくつかの外傷などの症状も見られましたが、今は清潔で健康的な状態にあり、どんどん良くなっています。
フェイスは現在、里親を募集するための準備を進めています。
心と体に傷を負ってしまった彼女ですが、愛情あふれる家庭に引き取られ、幸せな日々を過ごせるように見守りたいですね。
――以上、海外のSNSで話題のワンちゃんでした。
2. 著者からの一言コメント
身勝手な人間によって捨てられたのは間違いなさそうですが、きちんと保護してくれるシェルターの前に放置されていたのが不幸中の幸いですね。ただし、保護された時はすでに胎動が感じられなかったとのことで、小さな命が失われてしまったことにやるせなさを感じてしまいます。
心と体に大きな傷を負ってしまったフェイスですが、現在は里親を探す準備をしているとのこと。優しく温かい家庭に引き取られ、今後は痛みや不安がなく穏やかに過ごせることを願ってやみません。
今回は海外で話題のSNSの投稿動画でしたが、日本でもフェイスのように里親を探している子はたくさんいます。新しい家族を迎えるときは、ぜひ保護犬や保護猫なども選択肢の1つとして考えてみてくださいね。
3. 動物を救う仕事のリアル。獣医師と動物看護師、年収にどれほど差がある?
厚生労働省「令和7年 賃金構造基本統計調査」を元にした就業者統計データによると、全国の獣医師の平均年収は680万5000円(平均年齢38.7歳)、動物看護従事者の平均年収は351万9000円(平均年齢38歳)です。
資格制度の整備が進む一方、待遇面の課題はまだ残っているのが実情のようです。
命を支える仕事の経済的な側面にも、目を向けてみてはいかがでしょうか。
ここで注目したいのは、同じ年代でありながら両者の差がおよそ1.9倍にのぼる点です。専門性と資格の違いが、そのまま年収差として表れていると読めます。実際、日本動物看護職協会の調査では、給与に『不満』『非常に不満』と答えた方が合わせて54.5%と過半に達しています。ただ、2022年に『愛玩動物看護師』が国家資格化されたことは、担い手の専門性に裏づけを与え、参入のハードルを設ける動きでもあります。こうした資格化は、一般に中期的な待遇の下支え要因になりうると私は考えています。
参考資料
- 厚生労働省「職業情報提供サイト job tag」「獣医師」
- 厚生労働省「職業情報提供サイト job tag」「動物看護」
- 一般社団法人 日本動物看護職協会「動物看護師の勤務実態に関するアンケート調査」
- @savingharbindogs
日野 いとり

