ビオラの種まきの投稿がInstagramでも次々と上がり始める季節です。
とはいえ、ビオラの発芽適温は15度から20度。それなのになぜこんなに暑い時期に種まきするのでしょう?
この記事では、園芸歴25年、年間1000株以上種まきする私が、その理由とビオラを発芽させるポイントを紹介します。
1. ビオラの発芽適温を知ると失敗は少ない
ビオラの発芽は天気予報とにらめっこ1/5
著者撮影
ビオラの発芽適温(地温)は、実は15度から20度とかなり低めの温度が推奨されています。それでも今、暑い時期に種まきをするのは、11月頃からある程度咲いた状態で真冬を迎えることで、真冬もお花が絶えないビオラを楽しめるからです。
気候がビオラの発芽適温になるのを待っていると、わが家のある関西地域では、種まきのタイミングが9月後半から10月になってしまいます。そうすると、発芽はしても年内には開花せず、冬は葉っぱだけのビオラになり、開花は2月頃になってしまいます。
そのため少し前までは、わが家ではエアコンを使ってまで早く種まきしていたこともありました。ですが、エアコン代がもったいないですし、室内に苗を持ち込むと水やり時に床を濡らしてしまうリスクもあります。
発芽適温はあくまで目安で、私の経験上25度以下、できれば22度近くまで夜温が下がれば屋外でも発芽可能なようです。ただ、真夏の気候は熱帯夜に日中は猛暑日という状態が続くため、この環境では発芽率が極端に落ち、まばらにしか発芽しないこともあります。
そこでおすすめなのが、天気予報とにらめっこして、最低気温が22度前後まで下がるタイミングを狙うこと。とはいえこの気温も、近年の暑さでは関西地域でも秋が深まる10月頃まで訪れない年が多くなってきました。
そのため、上級者や毎年たくさん種まきをする人ほど、エアコンの部屋で発芽させているという話を耳にします。
次の章では、エアコンを使わずに屋外で発芽率を上げる、わが家で実践している方法を紹介しますね。
2. ビオラを屋外で発芽させる有効な方法
エアコンなしでビオラを発芽させるには2/5
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昨年(2025年)に私が実験して成功した、室内でエアコンを使うなどの手間・コストなしで、屋外でビオラを発芽させる方法は、冷蔵庫で冷やした水道水で水やりをおこなうことです。
土の温度が上がってしまうとビオラの発芽率が悪くなりますが、朝と夕方に冷蔵庫で冷やした水で繰り返し水やりをおこなってみたところ、ほぼエアコンの部屋と変わらない発芽率になったというのが、昨年試してみた結果です。
エアコンつけっぱなしの部屋での発芽は簡単ですが、電気代がもったいないです。屋外で土の温度を下げる、冷蔵庫で冷やした水道水の水やりはとても効果的でした。
3. ビオラの種まきから開花までの日数
10月後半に一番花のビオラ3/5
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ビオラは、種まき後、約7日ほどで発芽してきますが、そこから花が咲くまでは60日前後が目安です。
逆算していくと、今種まきして、花が咲くのは10月後半から11月上旬です。
そこからの気候を考えてみましょう。11月上旬に開花させられれば比較的春の気候に近いので、ビオラはどんどん花を咲かせます。その状態へもっていってあげるのが、今からの季節の種まきです。
4. 種まきが遅くなると、最初の開花は2月後半以降に
10月後半ビオラが次々と咲き始める4/5
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前述したとおり、ビオラの種まきから開花までの日数は60日ですが、遅れるほど冬の気候になり、開花しないまま真冬を迎えてしまいます。
目安として、9月中旬までに種まきを完了させましょう。これ以上遅くなると、年内にお花が咲かないまま真冬を迎えることになります。
真冬になると、すでに開花しているビオラは長持ちして冬の庭を彩ってくれますが、種まきが遅かったビオラは真冬には咲かず、次に咲くのは春の気配がし始める2月後半頃からになります。
リスクを冒してまで早く種まきをする理由は、この開花時期の差にあります。
5. まとめ
早春に満開のビオラ5/5
著者撮影
ビオラの種まきを暑い時期からおこなうのは、11月頃に開花させて真冬もお花を絶やさないためです。
これから9月上旬くらいに種まきをすると、比較的温暖な11月上旬にモリモリ咲き始めます。
目安は種まきから開花まで60日ですが、季節が冬に向かうともっとかかるので、早めの種まきが大切です。
6. mappysgardenのひと言コメント
ビオラの発芽適温は15度から20度とかなり低めですが、その気候を待っていると開花が春になってしまいます。エアコンの部屋を使わなくても、冷蔵庫で冷やした水を使えば屋外でも発芽率を上げられるので、少しハードルは高いかもしれませんが、ぜひ試してみてください。
これが、プロや上級者が今から種をまいて11月に咲かせ、真冬の間もお花を楽しんでいる理由です。冷蔵庫の水を使う節約方法は、年間1000株種まきする私も実践しています。
ぜひ今のうちに種をまいて、真冬もお花でいっぱいのビオラの花壇を作ってみてくださいね。
※本記事の情報は執筆時点(2026年9月8日)のものです。
※開花時期や生育スピードは、お住まいの地域や育てている環境によって異なりますので、ご注意ください。
参考資料
mappysgarden
