今は若くていいかもしれないけれど、親が他界してからどうなるのでしょうか?彼女たちの親も話を聞くと甘いのです。

「女の子は結婚したら仕事を辞めるかもしれないから」と自立を阻みます。仮に結婚のタイミングで仕事を辞めることになることはあるかもしれませんが、そもそも相手がいないのです。

相手不在なのに、親の結婚観を鵜呑みにして専業主婦になる前提で人生ノープランなのです。
その時代遅れの親に結婚について相談すればだいたい、「結婚相談所に入りなさい」と言われる可能性は高いでしょう。結婚相談所は親向けに入会説明会を行ったり、親をターゲットにしているところは非常に多い。

しかし、結婚相談所の中では同年代の看護師や教員、正社員女性と比較検討されるのです。非正規雇用実家暮らしの箱入りおばさんが選ばれるわけがありません。

ある結婚相談所の男性会員にお話を聞くと「パートタイマーや無職の女性が多くてびっくりした」というのです。

実際そんな女性は多数派ではありません。ただ、正社員で働いている男性にとって独身でパートタイマーや無職という人に会う機会が0なのです。0と比較すれば20人中1人だとしても多く感じるでしょう。

結婚相談所は、男性は正社員か公務員か自営業など、入会において規定がある場合があります。しかし、女性に関しては仕事の規定は緩いケースが多いのです。

婚活をして結婚できないどころか餌食になる貧困女子

結婚できないとは言いませんが、結婚の確率を上げるために、一定期間は自分を高める努力をしてから婚活をする方がまだ効率がいいでしょう。

結婚できないぐらいは失敗ではありません。

ある女性は婚活パーティーに参加して、保険屋の営業マンと親しくなりました。「お金がない」と言っているのに彼は月額3万円の保険を勧めてきたそうです。

別の女性は街コンに参加して、会社員の男性と知り合いました。親身に話を聞いてくれて友人も紹介してくれ、てっきり彼は本気なんだと思ったそうです。しかし、そこから「人生を変えたくない?」とネットワークビジネスに勧誘されます。

お二人ともそこの勧誘は断ったそうです。貧困女子が婚活をすると男から追いかけられずに、保険屋、自己啓発セミナー、ネットワークビジネス、心理学講座などに勧誘されがち。

勧誘する側は、情報に疎く、世間知らずで漠然と将来が不安で判断力のない人を探しているのです。

私は、所得が低いのならばまずはキャリアアップをしてから、婚活をすることを推奨します。せめて、同時進行。お相手の立場になってみて。たくさんいる女性の中で、あなたを選ぶメリットは何?

田中 菊乃