3日、オリエンタルランド<4661>の株価は前日比98円高(3.26%高)の3,101円で取引を終え、7月31日以来およそ1カ月ぶりに3,100円台を回復しました。
前日2日の終値3,003円から3日は3,009円で始まり、一時3,116円まで上値を試したのち3,101円で引けています。
この日は円高や原油安が重荷となり東京株式市場全体は軟調に推移し、半導体関連ではキオクシア<285A>やレーザーテック<6920>が買われる一方でディスコ<6146>は売られるなどまちまちの展開、銀行株・商社株には堅調さがみられるという地合いのなかでの動きでした。
1. 7月31日の年初来高値3,167円からおよそ1カ月ぶりの3,100円台回復
同社の株価は7月31日に年初来高値3,167円を付けたものの、8月4日には2,945円とすぐに3,000円を割り込むなど、8月は3,000円を挟んだ水準での一進一退が続きました(終値ベース)。年初来安値は5月25日の2,103円です。
9月3日の終値3,101円は、年初来高値にはなお66円届いていないものの、7月31日以来はじめて3,100円台を回復した形です。
2. 7月30日発表の1Q決算は大幅増益、東京ディズニーシー25周年イベントが牽引
同社が7月30日に発表した2027年3月期第1四半期(2026年4〜6月)の決算では、売上高が1,807億3,400万円(前年同期比10.4%増)、営業利益が477億1,600万円(同23.1%増)、経常利益が583億円(同48.6%増)、四半期純利益は412億9,700万円(同50.3%増)と、いずれも大きく伸びました。東京ディズニーシーの25周年イベント「スパークリング・ジュビリー」に関連した商品・飲食収入が牽引した形です。
2.1 8月13日発表のトゥモローランド刷新、総投資1,000億円
8月13日には、東京ディズニーランドの「トゥモローランド」刷新計画も発表されました。総投資額1,000億円をかけ、ディズニー映画『シュガー・ラッシュ』をテーマにした「シュガー・ラッシュ:スウィートレスキュー」(2027年春開業予定)と、全面リニューアルする「スペース・マウンテン・アースライズ」(2027年開業予定)の名称が明らかになっています。投資額1,000億円は、同社が示す2027年3月期通期の営業利益予想1,607億円の6割強に相当する規模です。
7月31日以来1カ月ぶりに3,100円台を回復した9月3日までに、同社は7月30日に1Q大幅増益、8月13日にトゥモローランド刷新計画をそれぞれ発表していました。
個人投資家にとって目先の関心が向きやすいのは、9月28日に権利付き最終日を迎える上場30周年特別株主優待でしょう。
2ページ目では、この特別優待の条件と、9月3日終値をもとにしたバリュエーション水準を解説します。