海外のSNSでは、犬や猫といった動物を保護し、懸命に救おうとする「動物レスキュー」の様子を紹介した投稿がInstagramで注目を集めています。
今回、LIMO編集部がピックアップするのは、アメリカで動物保護をしているMac’sMissionさんのInstagramアカウント「@_macsmission」の投稿。
毛がほとんど抜け落ちた仔犬が保護され、見違えるように回復する過程を動画で紹介してくださっています。
執筆時点で約39件のいいね!がつくなど話題となった本投稿の中でも、特に胸を打たれるシーンやSNSでの反響をまとめてご紹介します。
また記事中では、レスキューされた動物たちの回復に欠かせない存在である獣医師や動物看護の年収についても解説していきます。
※投稿の画像は【写真】をご参照ください。
- ニキビダニ症で全身の毛が抜け落ち、肌がただれた状態で保護された仔犬
- きれいに毛が生えそろい見違えるように回復、里親を待つダッキー
- 「命を救う現場」を支える専門職の経済的リアル。獣医師・動物看護の年収はいくら?
1. 全身の毛が抜け落ちた仔犬を保護
海外のSNSで話題になっているのは、毛がほとんど抜け落ちてしまった仔犬が救出され、見違えるように回復する様子です。救われた仔犬の名前は「ダッキー・フォン・スティーブン」
ダッキーはニキビダニ症を患い、全身の毛がほとんど抜け落ちた状態で路上に放置されていました。
保護寸前で姿を見せなくなったダッキーのため、多くの人が尽力したそうです。
こうして保護団体にやってきたダッキーは、獣医師やスタッフによるケアを受けることになりました。
赤く腫れてただれた肌が痛々しいですね。
きれいに毛が生えそろい、見違えるように回復したダッキー。
毛が抜け落ち、肌がただれていた痛々しい姿が信じられないほど満ち足りた日々を送っているようです。
陽気な性格で外遊びが大好きなダッキーは、里親を探しているそうです。
つらい生活を送っていたダッキーが、素敵な家族と巡り会えますように!
――以上、海外のSNSで話題のワンちゃんでした。
2. 著者からの一言コメント
ニキビダニ症は野良犬に多く見られる皮膚病です。ニキビダニは人間の肌にも生息している常在菌ですが、過剰に増殖すると脱毛やただれ、腫れなどを引き起こすことで知られています。犬の場合、かゆみや違和感で搔きむしってしまい症状がより悪化してしまうことも。
もし赤く腫れた肌や毛の抜け落ちた野良犬・野良猫を見かけても、自己判断で薬を塗ったりせず、動物病院や保護団体に相談してください。ニキビダニ症は人にはうつりませんが、他の皮膚疾患との見分けが難しく、素人判断はかえって治療を遅らせてしまうことがあります。
赤くただれていた肌につやつやの毛が戻り、外遊びを楽しむダッキー。保護に取り組んだ人達の想いが報われる瞬間だったのではないでしょうか。
3. 「命を救う現場」を支える専門職の経済的リアル。獣医師・動物看護の年収はいくら?
厚生労働省「令和7年 賃金構造基本統計調査」を元にした就業者統計データによると、全国の獣医師の平均年収は680万5000円(平均年齢38.7歳」、動物看護従事者の平均年収は351万9000円(平均年齢38歳)です。
ハードな業務に対して動物看護師の過半数が給料に不満を抱く実情もありますが、2022年の愛玩動物看護師国家資格化などを背景に、今後の待遇改善や推移が注目されています。
同じ38歳前後という年代でありながら、獣医師と動物看護師の年収には大きな開きがあります。
ここで注目したいのは、同じ年代でありながら両者の差がおよそ1.9倍にのぼる点です。専門性と資格の違いが、そのまま年収差として表れていると読めます。実際、日本動物看護職協会の調査では、給与に『不満』『非常に不満』と答えた方が合わせて54.5%と過半に達しています。ただ、2022年に『愛玩動物看護師』が国家資格化されたことは、担い手の専門性に裏づけを与え、参入のハードルを設ける動きでもあります。こうした資格化は、一般に中期的な待遇の下支え要因になりうると私は考えています。
参考資料
- 厚生労働省「職業情報提供サイト job tag」「獣医師」
- 厚生労働省「職業情報提供サイト job tag」「動物看護」
- 一般社団法人 日本動物看護職協会「動物看護師の勤務実態に関するアンケート調査」
- @_macsmission
森川 ちづる



