2026年8月14日の東京株式市場は日経平均株価が4日続伸。特別清算指数(SQ)算出日で上下に大きく動きやすいなか、13日の米国株高の流れを引き継いで始まり、朝方はAI・半導体関連株を中心に買われました。後場にかけてはポジション調整や利益確定の売りに押されて上げ幅を縮め、前日比405円高(0.59%高)の6万8,713.80円で取引を終えています。

こうしたなか、オリエンタルランド(4661)は小幅に反落しました。前日の13日には東京ディズニーランドの「トゥモローランド」刷新に関するニュースが出ましたが、買い手掛かりにはなっていないようで、株価は前日比34.5円安(1.15%安)の2,966.5円と、節目の3,000円を割れて取引を終えました。

1. この記事を読むとわかる3つのポイント

  • 日経平均は4日続伸も、オリエンタルランドは小幅反落し節目の3,000円割れ
  • 13日発表の「トゥモローランド」刷新(総投資1,000億円、新アトラクション2施設)は買い材料にならず
  •  1Qは大幅増益、9月30日を基準日とする上場30周年特別株主優待も見逃せない

2. 13日発表の「トゥモローランド」刷新、総投資1,000億円は買い材料にならず

13日に発表されたのは、東京ディズニーランド「トゥモローランド」の刷新計画です。総投資額1,000億円をかけ、ディズニー映画『シュガー・ラッシュ』をテーマにした「シュガー・ラッシュ:スウィートレスキュー」(2027年春開業予定)と、全面リニューアルする「スペース・マウンテン・アースライズ」、広場「トゥモローランド・プラザ」(いずれも2027年開業予定)の名称が明らかになりました。同映画のアトラクション化はディズニーのテーマパークとして世界初です。

投資額1,000億円は、同社が示す2027年3月期通期の営業利益予想(1,607億円)の6割強に相当する規模ですが、14日の株価は下落しており、少なくとも短期的な買い材料としては機能しなかったようです。

3. 明らかになった新アトラクションとは?

3.1 「シュガー・ラッシュ:スウィートレスキュー」――ディズニー映画初のアトラクション化

アトラクションでは、ゲストはゲームの世界に入り込み、シュガーバグをグミやカップケーキといった元のかわいいお菓子の姿に戻していくことで、キャンディ大王に立ち向かうラルフやヴァネロペたちに力を貸します。東京ディズニーリゾートで初めて導入される新技術により、ゲスト自身が物語に参加するインタラクティブなゲーム体験が特徴です。屋内型ライドタイプのアトラクションで、2027年春の開業を予定しています。

3.2 「スペース・マウンテン・アースライズ」――伝統のジェットコースターが完全刷新

パーク開園以来愛されてきた屋内型ジェットコースターという形態はそのままに、建物からライドシステムまで完全に一新します。ゲストを乗せたライドが地球から勢いよく発進し、宇宙に飛び込むような体験から始まり、車両搭載型のオーディオシステムなど、東京ディズニーリゾートのコースターとしては初めての演出も加わります。名称の由来である「アースライズ」は、月のふちから地球が昇る様子を指し、地球の美しさや尊さを表現する、日本オリジナルのテーマです。

4. 1Qは大幅増益、東京ディズニーシー25周年イベントが牽引

7月30日に発表された2027年3月期第1四半期(2026年4〜6月)の決算では、売上高が1,807億円(前年同期比10.4%増)、営業利益が477億円(同23.1%増)、経常利益は583億円(同48.6%増)、四半期純利益は412億円(同50.3%増)と大きく伸びました。東京ディズニーシーの25周年イベント「スパークリング・ジュビリー」に関連した商品・飲食収入が牽引した形です。

5. バリュエーション面では、なお高値圏に近い水準

8月14日終値の2,966.5円をもとにした指標では、PER(会社予想、連結)は42.74倍、PBR(実績、連結)は4.31倍、配当利回り(会社予想)は0.54%となっています(1株配当は16.00円を予想)。年初来高値3,167円(7月31日)、年初来安値2,103円(5月25日)と比べると、3,000円を割れたとはいえ、株価はなお高値圏に近い水準にあると言えそうです。