【第3号被保険者】女性は628万人で5年連続の減少。6歳未満の子がいる家庭の家事・育児は妻7時間28分・夫1時間54分 厚生年金の平均は月15万289円。男女で約6万円開く背景を就業構造から確認 2026.09.16 07:31 公開 執筆者渡邉 珠紀 厚生年金の平均受給額は月15万289円。ただし男性16万9967円に対し女性は11万1413円で、約6万円の差があります。差を作っているのは能力ではなく、厚生年金に加入できた期間と報酬の積み重ねです。第1子出産後も働き続ける人は53.8%まで増えた一方、6歳未満の子がいる家庭の家事・育児時間は妻7時間28分、夫1時間54分。年金額に表れるまでの道筋を確認します。 この記事のポイント 厚生年金の平均は月15万289円。ただし月20万円以上に届くのは5人に1人以下で、約8割はその下に集まっている 第3号被保険者は約641万人。女性は5年連続で減っている一方、男性は増えており、動きの向きが逆になっている 第1子出産後も仕事を続ける人は53.8%と過半数を超えた。それでも年金額の差が縮まりにくいのは、続け方のほうに理由がある 記事の続きを読む 1/4 出所:厚生労働省年金局「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとにLIMO編集部作成 Check! 次のページでは、この分布の上と下を分けているものを確かめます。月20万円以上は18.8%、月30万円以上は0.12%。平均は月15万289円ですが、男性16万9967円に対し女性は11万1413円です。この約6万円の差がどこから生まれたのかを、第3号被保険者の推移から追っていきましょう。 画像と一緒に記事を読む 関連記事 今月、大綱決定へ【給付付き税額控除】就労していない高齢者は対象外《対応の結論は令和12年までに》令和9年4月からの動きを確認 給付付き税額控除は、9月に大綱を決定して臨時国会に法案を提出するという段階に来ています。ただし、令和11年度から本格導入される「所得に連動したきめ細かな給付」が着目しているのは中所得・低所得の現役勤労者で、就労していない高齢者は対象外とされています。対象外となる方への対応は継続検討とされ、結論は次期年金法改正が予定されている令和12年までとされています。この記事では、対象外となる方への対応がどのように示されているのかを確認していきます。 【国家公務員の俸給】大学卒と高校卒の差がいちばん開くのは経験15年から20年の「5万3649円」、35年以上ではいくらまで縮む? 同じ職場で同じ年数働いても、大学卒と高校卒では給与に差が出るのでしょうか。人事院の令和8年国家公務員給与等実態調査には、平均俸給額が経験年数と学歴のマス目で公表されています。1年未満から35年以上まで、12の階層に分かれています。経験1年未満の差は3万1785円ですが、年数とともに一本調子で開くわけではありません。この記事では、経験年数ごとの俸給額を一覧で比べ、差がどこで開いてどこで縮むのかを確認していきます。 【9月1日から順次届く「緑色の封筒」】年金生活者支援給付金は2026年度から3.2%引き上げ、基準額はひと月5620円。それでも平均は「4146円」、どこで差がつく? 9月は、日本年金機構から「年金生活者支援給付金請求書(はがき型)」が順次届く月です。年金生活者支援給付金は、年金に上乗せして受け取れる公的な給付で、2026年度の給付基準額は前年度から3.2%引き上げられ、老齢の場合はひと月5620円が基準になっています。ただし、基準額がそのまま振り込まれるわけではありません。この記事では、2026年度の給付額と3種類の支給要件、緑色の封筒が届いたあとの手続きを確認していきます。 【年金生活者支援給付金】受け取っているのは781万9978件、4種類で平均額が違う。老齢4146円・障害5727円・遺族5228円・補足的老齢2177円 LIMOをGoogle検索のお気に入りに登録!詳しくはこちら→ copy URL 関連タグ #厚生年金 #国民年金 #年金月額 #公的年金